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2018年に30代後半~40代前半で借りる住宅ローンは変動金利か固定金利か?決め方を解説

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この2018年に30代後半~40代前半で家を買う人の住宅ローンの金利タイプは変動か固定か?

どうも千日です。ある民間調査によると、家を買う年齢の平均は39.0歳、いわゆるアラフォー世代だそうです。

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家を買った人の年齢・年収・住宅ローン自己資金の平均 - 千日のブログ 家と住宅ローンのはてな?に答える

中央値としては30代の前半27.8%で次いで30代後半の22.5%です。そして、より上の世代の方に層が厚いですよね。

そこで、今日は30代後半から40代前半、いわゆるアラフォー世代の住宅ローンは変動金利か固定金利か?その決め方を解説していこうと思います。

なお、千日のブログでは、様々な切り口で2018年の金融情勢、銀行業界の動向を分析し、変動固定それぞれのオススメ商品、そして変動金利と固定金利の両方で別の金融機関で審査を通しておきギリギリに有利な方を選ぶことをお勧めしてます。

つまり、変動金利にするか固定金利にするかは最後にどちらかを決めなければならないんですよね。

どんな人にどの金利タイプが向いているのかについては、私の著書の家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本でも、解説していますが今日は「住宅ローンをスタートする年齢」という切り口から、変動金利か固定金利かどちらを選ぶべきか?ということを解説します。

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ちなみに、他の年齢層のケースについてはこちら。

自分は幾らの家が買えるのか?30代後半~40代前半のリアル

自分は幾らの家が買えるか?≒つまり幾らの住宅ローンを組めるのか?という問いへの答えを持っている人はいない。

と、このように言っている人が居るかもしれませんが、会社員としてアラフォーにもなるとほぼ会社内でのポジションが固まってくる時期です。同期入社でヨーイドンでスタートしたはずが、気が付けば出世頭とそうでない人との間がもはや、目視不能なほど開いている、そんな世代です。

だからと言って、諦めるにしてはまだ早いです。40歳前後というのはけして若くは無いですが、老人でもなく、まだ気力体力ともに充実していて、社会の中でも戦力の中心ですよね。

しかし、同期で入社した出世頭のあいつとの間には、今までと同じことをやっていても決して超えることのできない壁、深い谷間が、ある。

そういう年齢層です。

四十にして惑わず。

このような言葉がありますけど、40歳というのは、もはや惑う余地など残されていない年齢なんですよ。

それが、この年齢層のリアルです。

 

現時点の年齢と月収で簡単に計算する方法

千日のようなプロが、資金計画を立案するにあたっては、支出と収入という二つの側面についてそれぞれ以下のポイントを重視します。

  • 支出面の不確実性を排除する。
  • 収入面のアクシデントを包含する。

これを具体的に住宅ローンの資金計画に当てはめたものが、千日メソッドの「無理なく完済できる住宅ローン」の4つのルールなのです。

  1. 毎月の返済は手取り月収の4割以下でボーナス払いなし
  2. 返済額が一定になる元利均等返済方式
  3. シミュレーションの金利は固定金利
  4. 定年時のローン残高は1000万円以下

これをザックリ当てはめて無理なくへ完済できる住宅ローンの金額を出すと以下のようになります。

(単位:万円)

 年齢/月収 15万 20万 25万 30万 35万 40万
25歳 1997 2663 3329 3995 4661 5327
30歳 1997 2663 3329 3995 4661 5327
35歳 1997 2663 2972 3535 4125 4714
40歳 1997 2357 2630 3043 3550 4057
45歳 1768 2029 2263 2515 2934 3354

前提条件:元利均等返済、ボーナス払いなし、定年60歳、固定金利1.38%

この表に当てはめたら、思ったよりも沢山借りられないんだなと思うかもしれませんね。

つまり、今の首都圏の新築マンションは「一部の勝ち組」を除く、ほとんどの人にとって身の丈を超えた住宅ローンとなってしまうのですね。

 

ミッドライフクライシスによって歪んだ意思決定をしがち

これからもうすぐ40歳を迎えようとする人、すでにその年齢を迎えた人は、住宅ローンの金額として、幾らであれば安全確実に完済することができるのか?ということを数字として把握し、それを受け入れることが全てのスタートになります。

  • シミュレーションで出てきた数字に対して希望的観測を加えてはいけない。

それを事実として受け入れられないのであれば、家を買うということそのものが高リスクのギャンブルになってしまいます。

ミッドライフクライシスという言葉を聞いたことがあるでしょうか。直訳すると「中年の危機」です。以下のような感情や行動となって顕在化すると言います。

  • 出社拒否などの職場不適応症、うつ病、アルコール依存症といった臨床的な問題
  • 空の巣症候群
  • 自己の限界の自覚
  • 達成する事の出来なかった物事への深い失望や後悔
  • より成功した同輩・同僚に対する屈辱感・劣等感
  • 自分はまだ若いと感じたい、また若さを取り戻したいという思い
  • 一人になりたい、もしくは気心の知れた者以外とは付き合いたくないという欲求
  • 性的に活発になろうとする、もしくは逆に全く不活発になる
  • 自身の経済的状況や社会的ステータス、健康状態に対する憂鬱、不満や怒り
  • 人生の前段階で犯した過ちを正す、または取り戻そうとする

中年の危機 - Wikipedia

これから、人生の重要な決断を行うにあたり、こうした心理的な不安障害をかかえて、意思決定を歪めてしまうのであれば、無理に家など買わない方が良いのです。

とは言っても、なかなか自分で自分を判断することは難しいです。

どれほど人生に成功していると思われるような人であっても、アルコールに溺れてしまったり、一時の衝動を抑えきれず、それがもとで周囲が耳を疑うような失敗をして全てを失ってしまう人もいますよね。

誰しもそうした傾向があるのだ、ということを肝に銘じておく必要があると思います。

 

支出面の不確実性を排除=変動金利ではなく固定金利でシミュレーションする

賭けてもいいですけど、不動産屋や銀行がまず一番に我々に見せる住宅ローンのシミュレーションは変動金利で組んだものです。

今の変動金利の元利均等返済ならば、なんとかギリギリ新築マンションが手に入る。

特に首都圏の新築マンションはそういう価格帯です。不動産業者は何とか売りたいですから毎月の返済額を少なく見せることに躍起になります。また、銀行の方も低金利で儲けが少ないですから、少しでも沢山貸したいです。

しかし、変動金利は、短期プライムレートによって銀行が金利を上げたり下げたりする金利タイプです。後からいつでも上げられるからこそ、今安いのが変動金利です。

いつ上がるのか?

これには分かりませんとしか答えられないんですけど、一つのシナリオとして、これに答える記事を書いてます。

今の変動金利の金利水準0.45%って、3000万円貸してても儲け(費用を差し引き後)は約5万円です。こんな割にあわない商売で銀行員の給料や駅前の高い家賃を払い続けられるわけがないんですよ。

なので、メガバンクは人員リストラや支店の統合に動いているのです。

今のところは「コスト削減」と「ITによる合理化」で乗り切ろうとしていますが、これに失敗すればいつ変動金利を上げてもおかしくないのです。

  • 銀行が変動金利を上げてくるタイミング。
  • 我々が完済するor完済できるだけの貯蓄を貯めるタイミング。

変動金利はこのチキンレースです。

今から貯蓄を始めて間に合うか間に合わないか?という線引きが難しいですよね、ですから金利の変動リスクを考えなくてよい固定金利でシミュレーションするのがプロの手法なのです。

 

収入面で希望的観測はNG=現時点の収入は定年退職までの期間維持できるか?

また、現時点の収入と定年退職までの年数で完済するという前提を取っています。しかし、統計的には会社員(給与所得者)では50歳代が収入のピークです。

なのに、なぜ増えないという前提で計算しているのか?解説しましょう。

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国税庁調査:平成27年度サラリーマンの平均給与(税込み)

  • 現在35歳~39歳の男性の平均給与は510万円
  • ピークとなる50歳~54歳の平均給与は670万円

では今まさにピークとなっている50歳~54歳の人達が30代だったころはどうだったか、見たいと思いませんか?

 

今50代の人のリアルを知る~過去からの答え合わせ

今後のことは分かりませんけど、過去の答え合わせは今出来るんですよね。国税庁のホームページから入手できる最も古い統計数値は18年前の平成9年です。

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国税庁調査:平成9年度サラリーマンの平均給与(税込み)

  • 平成9年度の35歳~39歳の男性の平均給与は589万円
  • 平成9年度の50歳~54歳の平均給与は737万円

18年前の35歳~39歳の男性は頑張れば737万円まで収入が上がると希望をもって働いた。

フタを開けてみると670万円しかなかった。

きっつー…!

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これが今、50代の人のリアルなのです。

これは当時よりも不景気でデフレ経済になっているからです。もちろん個人差というものは出てくるでしょうが、全体的なベースとして下がっているのですよ。

  • 住宅ローンの元利均等返済額は現時点で「固定」され、確定した債務を負うことになる。
  • 今後は経済が右肩上がりになる保証は無い。一方で少子高齢化によって社会保険料の負担は増えることが分かっている。

ですから、シミュレーション上では、あえて今の収入が変わらない前提とし、定年退職までの年数で計算します。少なくとも今確実なことだからです。

 

定年退職を射程に入れて、完済を意識した計画を

アラウンドフォーティということは60歳定年まであと20年前後ですよね。しかし、住宅ローンの年数は最長の35年とする人がほとんどです。

これには、2つの理由があります。

 

定年まで35年もないけど35年返済にする2つの理由
  1. 住宅ローン控除の恩恵を得るため。
  2. 年数を短くするのは後から出来るが長くすることは難しいから。

まず、住宅ローン控除ですが、これは、年末の住宅ローン残高の1%を上限として源泉徴収された税金がキャッシュバックされる減税制度です(最大10回)。

住宅ローンの金利が1%未満だったら、住宅ローン控除の率の方が大きいので逆に儲かってしまうんです。

なので、当初の10年はローン残高が多い方が得ということで、ローン残高を減らさないように出来るだけ長い期間の住宅ローンにするのです。長い期間にすれば、返済によって減る一回の元本が少なくなりますので、残高を高く維持できます。

そして、もう一つは年数を短くするのは後からでも出来るということです。今や繰上げ返済はWebでいつでも無料で出来る銀行が多いです。メガバンクなんてほとんどそうなってます。

そして、繰上げ返済には返済額軽減型と返済期間短縮型があります。

  • 返済額軽減型は、残り返済回数はそのままで毎月の返済額を少なくする方法です。
  • 返済期間短縮型は、毎月の返済額はそのままに、残りの返済回数を少なくする方法です。

繰上げ返済の賢いやり方についてはこちらをどうぞ。

つまり、返済期間を短縮するということは、後からでも繰上げ返済によって随時に可能なのです。逆に返済期間を延長するということは、債権者(銀行)にとっては条件を緩和するということになりますので、審査のしなおしとなります。Webでいつでも、という訳には行かないのですね。

なので、自然体で返済していると60歳の定年で残高が沢山残ってしまうのですが、それは致し方ないことなんです。

むしろ、完済するために60歳の残高を完済するための貯蓄を、今から貯めていく必要があるんです。

 

退職金で完済では定年退職後に詰む

退職金で払えばいいよ。親もそうして住宅ローンを完済したし…

親世代はそれで良いのです。少子高齢化社会ですが、まだ働き手の方が多いです。団塊ジュニア世代が現役で働いて、税金や保険料を払っています。退職金を使い果たしても、年金で生活ができています。

1人の老人を3人で支える騎馬戦ですね。

しかし、団塊ジュニア世代がリタイアして年金を受け取る立場になったら?今後は1人の老人を1人で支える肩車になろうとしているんです。

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ただ、それでは回らないことはもう見えているので、今後は定年退職が後ろ倒しになっていき、働く高齢者が増えていくのでしょう。

いずれにしても、自分の親と同じ位の収入レベルだという場合は「親がそうしたから」という理由で、親が今の老後を維持するためにやったことと同じことをやっていると、我々の時は老後破産してしまうのです。

  • 定年退職の直前期というのは、子どもの年齢的に大学進学などで出費がかさむ時期です。
  • また自分の年齢的にも健康上の問題などが表面化しやすい時期でもあります。

定年の数年前に何らかのアクシデントが発生して貯金が底を尽いた場合にそこからリカバーするための余裕はほとんど残されていないのです。

ですから、現役時代に稼ぐ給料を貯蓄して完済し、退職金には手を付けず、住宅ローンとは別に貯める老後資金にオンするような返済計画を立てましょう。

そのために定年時の残高を1000万円以下にすることを推奨しているのです。

自分が老後を生きるための繰上げ返済の計画をしっかり立てる必要があるのです。自分の老後は自分にしか守れません。老後破産の当事者は他でもない『自分』だからです。

 

30代後半から40代前半の人にオススメは変動か固定か?

変動金利と固定金利のリスクの取り方から比較してみましょう。

これから後半にかけて少子高齢化社会の到来で収入が減少する(又は増えない)リスクは上がっていきます。

そのリスクが上がる後半には金利面でリスクを取らない住宅ローンが合理的なのですが、つまりそれは金利が固定されている固定金利だということです。

これからお勧めする住宅ローンの金利タイプでの毎月返済額で十分に払える。そして定年時の残高を1000万円以下にできるのであれば、固定金利がおすすめです。

金利を固定させたいなら20年固定がジャストサイズでお勧め

アラフォー世代の住宅ローンは最長35年の住宅ローンを借りられるけど、定年までは35年も残されていないです。つまり、定年退職の年までに繰上げ返済する資金計画を立てなければなりません。

逆に言えば、金利を固定する場合は多くの人が20年程度の固定期間で良いということです。

  • 借入期間は最長の35年とし、
  • 金利は20年固定金利とする。

フラット35であれば35年間の金利を固定させるために、金利が高くなりますが、それを20年固定とすることで、フラット35よりも低金利の住宅ローンを選べばよいのですね。

申込時と融資実行時のどちらか低い方の金利を選べる地銀、信金等の当初固定金利

一部の地銀や信金の住宅ローンの当初固定金利で行っている「申込時点と融資時点で、低い方の金利が適用されるサービス」があります。

申込日から実行日までの金利変動リスクを銀行が負ってくれるのです。

特に当初固定金利ではメガバンクやネット銀行とそん色の無い低金利商品で対抗している地銀や信金があります。そうしたところでは、このサービスを行っている場合があるので狙い目なんですよ。

当初固定金利ならメガバンクやネット銀行が本命でしょうが、融資の実行次点で一時的に金利が跳ね上がってしまった時は、地銀や信金の「申込時点と実行時点で低い方の金利を適用する住宅ローン」を選択するといいでしょう。

メガバンクやネット銀行の変動金利は早々に上昇する気配はありませんが、融資実行までの数カ月の間に上昇し始めたりすれば、一気に上昇モードに転じる可能性があります。そうしたケースでは地銀や信金の「申込時点と実行時点で低い方の金利を適用する住宅ローン」で助かるんです。

 

変動金利がマッチする人とは?

次に、アラフォーを前提として、変動金利の方がマッチするのはどんな人か?というのもまとめておきますね。

昨日の記事でも書いてますが、全ての人が固定金利がマッチすると言い切っているわけではありません。

変動金利の二つの『4』をクリア出来る人 

千日のブログでは、変動金利を選ぶ場合には以下の二つの『4』をクリアすることを推奨しています。

  • 毎月の元利均等返済額の4分の1以上を貯金する。
  • 上記の貯金と元利均等返済額を手取り月収の4割(40%)以下にする。

詳しくはこちらに書いています。変動金利の5年ルールと125%ルールがあるということが前提です。

このハードルをクリアできるのなら、一回金利が最大限に上がっても最低でも10年は支払を維持できます。

いま、変動金利は低いですが、固定金利も歴史的な低金利です。固定金利の場合は前者の条件は不要ですから、実は『高い』と思われている固定金利の方がハードルは低いんです。

それと、コツコツ貯金が出来る人は変動金利に向いています。条件的に二つの『4』をクリアしていても、4分の1を貯金しなかったら、結局クリアできていないのと同じですよね。

金利が上昇したら繰上げ返済して毎月の返済を維持できる人

変動金利は『残高をコントロールできる人』に向いた金利タイプと言えます。

では、どれだけ金利が上がったらどれだけ繰り上げ返済したらいいのか見越しておき、その貯蓄があるなら金利の上昇は恐くないですよね。

今の変動金利が安いということは、それだけ銀行が利上げする時期を早める要因であり、利上げする幅を大きくする要因とも言えます。 金利が低い今のうちに、また、住宅ローン控除で守られているうちに、繰り上げ返済の為の貯蓄を貯めていくことが対抗手段です。

では幾ら貯蓄があれば怖くないのか?典型的な例で4000万円を変動金利0.5%、借入期間35年、元利均等返済、ボーナス払い無しで借りた場合の表を作りました。

このときの、毎月の元利均等返済額は103,834円になります。

(単位:万円)

4000万円借入から金利上昇したら繰上返済すべき金額
残期間 30年 25年 20年 15年
残高 3470 2927 2371 1800
0.5→1.0% 246 173 114 65
0.5→1.5% 465 331 221 128
0.5→2.0% 666 477 320 187
0.5→2.5% 847 612 413 243
0.5→3.0% 1010 738 500 297
0.5→3.5% 1162 852 581 347
0.5→4.0% 1298 960 659 396
0.5→4.5% 1423 1060 730 443
0.5→5.0% 1541 1150 799 488

 

例えば借入から5年後には、残期間30年になっていて、そのときの残高は3470万円です。

その時点で金利が0.5%から2.5%に上昇したとしたら、847万円を繰上げ返済することで、今後も103,834円の毎月の返済で完済できるということです。

このように、金利が上がったときに即座にこれだけの金額を繰上げ返済して元本をコントロールすることが出来るなら変動金利も怖くないのですね。

詳しくはこちらもどうぞ。様々な年数とローン残高での表を掲載しています。

今後家を買い替える可能性が高い人

これから家族が増えるかもしれない、また海外への転勤などで家を手放す可能性もある。こういった理由から、この家にずっと住むとは限らない。という人にも変動金利はお勧めです。

なんと言っても、金利が一番低いのが変動金利ですから、売却するまでの利息の負担が最も軽くなる可能性が高いです。

確かに固定金利も歴史的な低金利です。しかし、固定金利にはその期間の金利を固定するというコストが乗っています。

固定期間の金利が変わらないのが固定金利ですから、それより早く完済するというのはロスになるんです。いわばオーバースペックな商品ということです。

疾病保障付き団信が無料のネット銀行の変動金利がお勧め

アラフォーで変動金利がマッチする人であれば、ネット銀行の変動金利がお勧めです。

アラフォーでこれから住宅ローンをスタートするということは10年後には50代になるということですね。50代あたりから生活習慣病やガンの発病リスクが高まってきます。

そして、この10年というのは住宅ローン控除の恩恵があるので、できるだけ繰上げ返済はしない期間でもあります。無駄のない繰上げ返済のコツについて、こちらご一読ください。

つまり、住宅ローン残高が多いうちに病気にかかって働けなくなるリスクが、20代~30代前半にスタートするケースよりも相対的に高いということです。

大病を患い働けなくなったときに助かる、疾病保障が無料で付帯する付加価値で差別化しているのが「住信SBIネット銀行」と「じぶん銀行」です。

ネット銀行の中でも低金利で、さらに病気になったらその後の住宅ローンがチャラ(又は50%)になる保険付きなんです。

住信SBIネット銀行全疾病保障 じぶん銀行がん50%保障
精神障害等を除く全ての病気やケガで働けなくなったらローン返済がゼロ円になる。 6カ月の余命宣告をされたら住宅ローン残高がゼロ円になる。
8疾病で12カ月継続して働けなくなったらローン残高がゼロ円になる。 医師にガンと正式診断されたらその時点のローン残高が50%になる。
8疾病以外の病気やケガの場合でも入院により12カ月継続して働けなかったら、ローン残高がゼロ円になる。 入院などの条件なし。
8疾病から全疾病へ保障範囲が拡大された住信SBIネット銀行

収入が住宅ローンの名義人である大黒柱に偏っていて、もう一人はパート収入や臨時雇用収入である場合は、住信SBIの方がマッチします。

病気になって入院費が高額になっても、高額医療保険制度で自己負担の上限は数万円です。長期間就業できず勤め先からの収入が途絶えた場合でも最長1年6カ月までは傷病手当金で生活を維持できます。

そして、この入院期間が12カ月を超えればローン残高はゼロ円になります。

夫婦の収入が同じ位で継続する場合はじぶん銀行

夫婦の収入がほぼ同じくらいで、妻も定年までフルタイムで働くというライフスタイルであれば、早い段階で保障が受けられるじぶん銀行がマッチします。

6カ月の余命宣告を受けたらローン残高はゼロ円になります。

また、がんと診断された時点でローン残高が50%になります。つまり、今後は返済が半分に軽減されるので、今の家に住みながらパートナーの看病を続けることが出来ます。その後の住宅ローンの負担は大きく軽減されるでしょう。

実店舗での相談サービスもある

また、SBIマネープラザが販売する「MR.住宅ローンREAL」は、住信SBIネット銀行の商品です。ネット銀行の商品でありながら、実店舗での相談を受け付けており、実店舗から申込を受け付ける商品です。金利も全疾病保障も手数料も全く同じです。

ネット銀行には書類の記入に不備があるとその都度手戻りとなるなど、ネットならではのデメリットがありますが、そのデメリットが無くなるという点だけでも魅力的です。

auユーザーならキャッシュバック

auユーザーならKDDIが代理店として販売しているau住宅ローンなんてどうでしょうか。60ヶ月(5年)にわたり月500円のキャッシュバックがあります。

通信料の他にも保険契約のまとめ割、au電気料金のまとめ割などでキャッシュバックが受けられますので、金利以外の部分でもメリットがあります。もちろん先ほどのガン50%保障も無料で付帯します。

 

40代という人生のターニングポイントに家を買うという決断をするということ

今後の金利については、専門家であっても予測できる期間はせいぜい長くても5年程度までです。それでもよく外します。

なので、千日のブログでは金利に左右されない住宅ローンの組み方、返し方をご紹介しているんです。金利情勢などの外部要因に対処する方法は、一見複雑そうに見えてシンプルです。

むしろ、中年の危機を迎えた自分と、どこまでちゃんと向き合えるか?ということが肝になってくるように思います。

40歳というのは、人間にとって一つのターニングポイントです。

  • 今後の仕事にしてもいままで通りにやっていれば大丈夫なのか?つまらないな。
  • 今からいくら頑張ったところでだいたいこの辺までだろう…そこまで野心は無いはずだけどこのままでホントに良かったのかオレの人生?

これまでと、ギアを入れ替えなければ生きづらくなるんですよ。人生に行き詰まりやすい時期です。厄年ってこういうことから経験的に言われているんじゃないのか?と思ったりしますね。

こうしたストレスのかかりやすい時期に家を買うという人生最大の取引をしようとしている、ということを自覚する必要があります。

 

先送りにできない問題と向き合う時期

ミッドライフクライシスとは、前述したような様々な問題が生じやすい時期ですが、それは…

  • 今まで見て見ぬふりをしてきたこと
  • だから先送りしてきたこと

これに向き合わざるを得なくなる時期ということです。だって、人生折り返しでここからはラスト(死)に向かって歩いていくのだということを自覚するからです。

  • 知らぬふりをしても突き付けられる。
  • 終わりが見えているから先送りできない。

かく言う私(千日太郎の中の人)もまた、そうした葛藤の中にいるのです。

規則正しく生活し、規則正しく仕事をする

そのヒントになるかどうかは分かりませんが、作家の村上春樹氏が著書の中でこのように言ってます。

こんなことを言うとあるいはまた馬鹿にされるかもしれませんが、規則正しく生活し、規則正しく仕事をしていると、たいていのものごとはやり過ごすことができます。誉められてもけなされても、好かれても嫌われても、敬われても馬鹿にされても、規則正しさがすべてをうまく平準化していってくれます。

村上さんのところ (新潮文庫)

まじか?と思いますよね。

でもこれって奇しくも昨日の記事で自分が書いたことに、すこし近いような気がするんです。

自分の仕事を一所懸命にやっていく、周囲の人や取引先に対して誠実であるということが何よりの対応策であると思っています。

 2018年に30代前半までに借りる住宅ローンは変動金利か固定金利か?決め方を解説 - 千日のブログ 家と住宅ローンのはてな?に答える

村上春樹氏はさらに続けます。

本当ですよ。だから僕はなるだけ規則正しく生きようと努力しています。朝は早起きして仕事をし、適度な運動をし、良い音楽を聴き、たくさん野菜を食べます。それでいろんなことはだいたいうまくいくみたいです。試してみてください。

まあ、やってみなさいということなんでしょう。私は試してみようかなと思います。

千日太郎と出会った皆様が、家の購入と住宅ローンの選択に正しい道筋を見つけ、ご家族と素敵な人生を歩まれることを祈っています。

以上、千日のブログでした。

《あとがき》

千日のブログで紹介しているマイホームの購入と住宅ローンのノウハウを一冊にまとめたのがこちらの本です。

 

全国の大型書店と通販で発売中です。ブログでは、さまざまなエントリーに分散してしまいがちな情報を分かりやすく整理し、よりすぐりのノウハウと考え方をまとめた本です。

是非ぜひ、お手にとって頂ければ嬉しいです!

2018年5月5日

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新規借入 20代800未満 30代600未満 40代600未満 50代1000未満
30代600~1200 40代600~1200 50代1000以上
20代800以上 30代1200以上 40代1200以上
借り換え 20代借換 30代借換 40代借換 50代借換
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