最終更新:2023年3月1日19:09
2023年日銀利上げリスク下の住宅ローンを毎月更新
米FRBは今後利上げペースを加速させていくでしょう。これを折り込んだ金融市場では長期金利は上昇していますが、日銀は金融緩和政策を継続しています。民間金融機関の動向を勘案し、新型コロナウイルスの状況下でお勧めする住宅ローンを毎月更新してお届けします。
また、最新の住宅ローン金利予想をyoutubeに投稿しています。リアルタイムに更新しています。チャンネル登録と🔔マークをタップしておけば、最新の更新情報を見逃しません。
最新住宅ローン金利予想のプレイリスト|千日太郎のYOUTUB動画
ランキングに掲載する住宅ローンは各銀行の商品の中で最も実質金利が低い商品に今後の金利情勢を加味し、表記の実行月に有利となる商品を先読みしており、公認会計士 中村岳広事務所の監修のもと作成しています。
変動金利のお勧めランキング
変動金利は日銀の政策金利の影響を受けますので、日銀が金融緩和政策から引き締めへ転換して政策金利を上げれば、変動金利が上がります。
日銀が金利を上げる観測から民間銀行は固定金利を上昇させていますが、変動金利は低金利のまま横ばいです。変動金利は6か月ごとに金利を改定できるため、日銀が金利を上げたら比較的すぐに金利を上げられるためです。
変動金利の2023年3月適用金利
順位(最適な人) | 1位(民間住宅ローン取扱い残高1位) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | ![]() |
|||||
金利 | 年HPご確認%※ | |||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※申込内容と審査結果によって、さらに引き下げした金利をご利用できる場合があります。 | ||||||
|
順位(最適な人) | 1位(イオンでの買い物が完済まで毎日5%OFF) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | 変動金利(イオン銀行) | ![]() |
||||
金利(プラン)毎月10日に更新 | 年0.380%(物件価格の80%以内を借入) 年0.430%(物件価格の80%超を借入) |
|||||
事務手数料 定率型(税込) | 借入額×2.2% | |||||
|
順位(最適な人) | 1位(5年125%ルール有り0.3パー台の変動で借りたい人) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | ![]() |
|||||
金利(プラン) | 年HPご確認%(全期間引き下げプラン) ※au金利優遇割適用で年0.289%(全期間引下げプラン) |
|||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※2023年3月現在の金利にau金利優遇割の金利引下幅を適用した金利であり、実際のお借入日の金利により変動します。※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となる。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定される。 | ||||||
|
順位(最適な人) | 2位(変動か固定か対面で相談したい人) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | 対面で相談→変動金利(SBIマネープラザ 所属銀行:住信SBIネット銀行) | ![]() |
||||
金利(金利プラン) | 年0.375%(通期引き下げプラン) | |||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
|
順位(最適な人) | 1位(5年125%ルールなし0.3パー台の変動金利) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | ![]() |
|||||
金利(プラン) | 年0.349%(全期間引下型) | |||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
|
固定金利のお勧めランキング
日銀の利上げを意識した民間銀行は短期の固定金利を上げてきていますが、金利を固定したい顧客向けには、長期の固定金利をフラット35よりも少し低い金利で提供することで対応しています。今後は民間の超長期固定金利も狙い目です。
これまで主要銀行の住宅ローンは10年固定をメインとして価格競争の様相を呈していましたが、2022年から2023年にかけて徐々に上がってきています。特に米FRBの利上げ以降は、日銀が利上げするリスクを反映して、高めに金利設定する銀行が増えてきましたが、三菱UFJ銀行のみ下げています。
10年固定金利の2023年3月適用金利
順位(最適な人) | 1位(民間住宅ローン取扱い残高1位) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | ![]() |
|||||
金利 | 年HPご確認%※ | |||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※申込内容と審査結果によって、さらに引き下げした金利をご利用できる場合があります。 | ||||||
|
順位(最適な人) | 1位(11年目以降も低金利の10年固定で借りたい人) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | ![]() |
|||||
金利(プラン) | 年1.210%(当初期間引下型) | |||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
|
順位(最適な人) | 1位(ガン50%と全疾病団信付き10年でほぼ完済可能な人) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | ![]() |
|||||
金利(プラン) | 年HPご確認%(当初期間引き下げプラン) ※au金利優遇割適用で年1.085(当初期間引下げプラン) |
|||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※2023年3月現在の金利にau金利優遇割の金利引下幅を適用した金利であり、実際のお借入日の金利により変動します。※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となる。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定される。 | ||||||
|
超長期固定金利の2023年3月適用金利
順位(最適な人) | 1位(頭金1割以上出せて国内最低金利で固定したい人) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | スーパーフラット7or8or9 35年固定 団信不加入(ARUHI) | ![]() |
||||
金利 | 「7」年1.58%「8」年1.59% 「9」年1.67% 金利引下げ制度で当初10年は上記から最大0.5%引下げ |
|||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
|
順位(最適な人) | 1位(1日の入院でゼロ円になる団信に加入のうえ固定に借りたい人) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | ![]() |
|||||
金利 | 年HPご確認%※ | |||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※申込内容と審査結果によって、さらに引き下げした金利をご利用できる場合があります。 | ||||||
|
順位(最適な人) | 1位(全疾病団信に加入しリフォームやリノベしない人) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | 対面で相談→フラット35保証型(SBIマネープラザ ※所属銀行:住信SBIネット銀行) | ![]() |
||||
webで申込→フラット35保証型(住信SBIネット銀行) |
![]() |
|||||
金利(借入割合) | 年1.83%(80%以下) 年1.96%(90%以下) 金利引下げ制度で当初10年は上記から最大0.5%引下げ |
|||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
|
順位(最適な人) | 1位(ガン50%と全疾病団信付き30年でほぼ完済可能な人) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | ![]() |
|||||
金利(プラン) | 年HPご確認%(当初期間引き下げプラン) ※au金利優遇割適用で年2.020%(当初期間引下げプラン) |
|||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※2023年3月現在の金利にau金利優遇割の金利引下幅を適用した金利であり、実際のお借入日の金利により変動します。※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となる。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定される。 | ||||||
|
順位(最適な人) | 3位(身体障害保障が付く団信に加入したい人) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | ARUHIフラット35(ARUHI) | ![]() |
||||
金利(借入割合) | 年1.95%(90%以下) 金利引下げ制度で当初10年は上記から最大0.5%引下げ |
|||||
事務手数料(税込) | 借入額×1.1%(web申し込み割引後) | |||||
|
20年固定金利の2023年3月適用金利
20年固定金利も35年固定に次いで固定期間が長いですが、35年固定の方が低金利となる逆転現象が起きています。
順位(最適な人) | 1位(ガン50%と全疾病団信付き20年でほぼ完済可能な人) | |||||
住宅ローン名(金融機関) | ![]() |
|||||
金利(プラン) | 年HPご確認%(当初期間引き下げプラン) ※au金利優遇割適用で年1.595%(当初期間引下げプラン) |
|||||
事務手数料(税込) | 借入額×2.2% | |||||
※2023年3月現在の金利にau金利優遇割の金利引下幅を適用した金利であり、実際のお借入日の金利により変動します。※審査の結果によっては保証付金利プランとなる場合があり、この場合には上記の金利とは異なる金利となる。金利プランが保証付金利プランとなる場合は、固定金利特約が3年、5年、10年に限定される。 | ||||||
|
フラット35と民間の長期固定金利の関係
投資家は機構債を安全資産という認識で購入するため、長期金利(新発10年国債利回り)の動向に連動する傾向があります。
フラット35の金利は前の月の20日前後に発表される機構債の表面利率でほぼ予想ができるため、民間金融機関とは違って何パーセント上がるか事前に把握できます。
また住宅金融支援機構は営利を目的としていないため、民間金融機関でよくみられる不可解な金利上昇がほとんどないのがメリットです。
また、公的融資であることから激変緩和のため長期金利の急な上昇時にはフラット35の金利上昇を抑える傾向があります。金利上昇局面に心強いのがフラット35です。
団信抜きで金利最安はアルヒスーパーフラット
フラット35の金利には団信(団体信用生命保険)の0.28%が金利に最初から込みとなっています。
そして、フラット35では団信の加入は任意となっていて、団信に加入しない場合はこの金利から0.2%引き下げとなります。
つまりどういうことか?というと、団信に加入したくない人にとっては、団信に加入していないのに団信保険料相当を0.08%負担しているということです。
その点この0.08%を負担しなくていい方法があります。アルヒのスーパーフラットでフラット35を借りるのです。
アルヒスーパーフラットで団信なしのメリット、デメリット
スーパーフラットは一定の頭金と返済負担率をクリアすることでフラット35の金利を引き下げとなるアルヒ株式会社の商品です。2019年12月からは頭金を4割入れることで0.20%引き下げるスーパーフラット6がスタートしました。超長期固定金利で最低金利ならば間違いなくコレです。
スーパーフラットは「保証型」というタイプの商品で、事務代行するアルヒの独自性を出しやすく、頭金を多く入れることで金利の引き下げができるのですが、さらに団信を抜きにすることによって金利が0.28%引き下げになるというメリットがあります。
他の事務取り扱い金融機関のフラット35は団信抜きで0.2%の引き下げですので、このアドバンテージは大きいです。
ただし2つのデメリットがあることは覚えておいてください。
- 融資手数料は手数料は一律2.2%で繰上げ返済しても返金なし。
- 当たり前ですが団信の保障はありません。
住信SBIネット銀行のフラット35(保証型)は低金利と全疾病保障
低金利も魅力ですがフラット35でありながら、住信SBIネット銀行の目玉である「全疾病保障」が金利上乗せ無しで付けられるということがメリットです。
ただし、団信に不加入とすることは出来ません。また、ワイド団信の取り扱いもありません。
なお、保険会社の査定の結果、全疾病保障に加入できない場合でもフラット35(保証型)で住宅ローンを借りることが出来ます。
全疾病保障の内容はざっと以下のとおりです。
- 8つの特定疾病及び重度慢性疾患で12か月連続して働けなくなったら住宅ローンがゼロ円になる。
- 8つの特定疾病及び重度慢性疾患以外でも入院により12か月連続して働けなくなったら住宅ローンがゼロ円になる。
この「12か月連続して働けないor入院」という条件はかなり高いことは確かです。しかし、加入できるのなら、入っておいた方がおトクですよね。
全疾病団信付きでフラット35最低金利
詳しく相談したい方は、SBIマネープラザがお勧め
この住信SBIネット銀行のフラット35(保証型)を検討するなら、リアル店舗のSBIマネープラザがお勧めです。
住宅ローンアドバイザーが相談者の資金計画を聞きながら、住宅ローン返済までのシミュレーションまでやってくれます。
SBIマネープラザの来店予約は30秒で完了
私もフラット35を借りるにあたって、この無料相談を利用しました。その時のことはこちらに詳しく書いています。
アルヒと住信SBIアナタはどっち?
単純に金利だけでアルヒか住信SBIかを決めることはできません。両者で大きく違うのは団信の条件や保障内容です。
健康状態が良好で一般の団信に加入できる? |
|||
YES |
NO |
||
家系的に若いときのがんや生活習慣病にリスクを感じている? |
↓ |
||
YES |
NO |
↓ |
|
そのため既に手厚い医療保険に入っている? |
↓ |
↓ |
|
YES |
NO |
↓ |
↓ |