ネットで稼げるほんの一握りの勝者と大多数の敗者の間にある違い
どうも千日です。「誰でもインターネットで稼げる時代」ですが、勝者はほんの一握りです。
初心者だけどネットで副業を始めてみよう!
という人がどうなっていくか、手始めに預言してみせましょう。
例えば、自分の趣味に関するポータルサイト運営ならば続けられそうだし副収入にもなるだろうと始めたとします。カメラが趣味ならば、レンズのレビューや自分の作品の公開、コラムなどを配信すれば、広告やアフィリエイト収益に繋がります。
いわゆる「スキを仕事にする」ってことです。
セミナーに通ってノウハウを学び、少しでもサイトを上位に表示させるため、Googleで検索上位のライバルサイトを分析し、勝てるよう既存の記事のリライト作業も週に一回は行っても…しんどい割にはたいして効果が出ません。
そもそも、カメラなんて書かれていることはどこも似通っています。個性を出しながら一般的な需要もカバーするなんて、仕事よりも難しいです。新規の記事追加と並行させて過去記事修正なんて…次第に手に負えなくなり、更新しなくなっていきます。
更新しなくても、全く読まれなくても、毎月ドメイン代、サーバー代がかかるため、一年もたたずに閉鎖してしまう。
結果、実働のべ250時間で収益は58円だった…。
あるあるです。
自分の好きなテーマならば、苦にならないだろうと思っていても… そういう問題じゃなかった。 となるんです。
しかし、ごく一部に成功する人が居るのも確かです。では失敗する大多数の人と成功する人の間にある違いは何か?というとそれはビジネスセンスだということですね。
言葉としてフワッとしてますよね。金儲けのセンス?商才?そういうたぐいの、持って生まれた才能という意味ではありません。ビジネスに対する考え方の基礎、のような意味です。
ビジネスのバリューを理解し数字で測定可能な形にしてカネに変える
例えばコンサルを行うにあたっては、まずクライアントのビジネスを理解するということから始めます。ビジネスを理解するということは、「どうやって儲けているのか?」を理解するということです。
例えばレストランならば、「料理を作りお客さんに提供して頂く代金と材料費、人件費、経費を差し引いた利益で儲けている」というような理解にはとどまりません。このレストランにどんな強みがあって、他のライバルがいる中で負けることなく生き残ってこれたのか?というところまでを理解して初めて「ビジネスを理解した」「どうやって儲けているのかを理解した」と言えるんです。
一言で言い換えると、収益の源泉になるようなバリューやメリットです。
その次はどうやってそれをカネにしているのか?を理解します。バリューとかメリットというのは目に見えませんよね。それを目に見える数字に変える方法を理解するということです。
ビジネスの世界で「数字」と「カネ」はほとんど同義です。数字になったならば、それが円などの貨幣の単位になっていなくてもカネなんですよ。
例えば、サイトの閲覧数をページビュー(PV)と言います。これは数字です。広告代理店にとって閲覧数が多いということは、それだけ多くの潜在顧客に対して広告をアピールすることができることを意味します。PVが多い方がカネになるのは間違いないでのですから、PV≒カネなのです。
つまり、数値によって測定可能となることで、カネになる潜在力があるということなんです。
- ビジネスのバリューを理解し、それを数字で測定可能にし、カネに変える。
これがビジネスセンスというものの本質だと私は思っています。
相手のビジネスを理解しないで付き合うとカモにされる
自分がどうやってバリューを作り数字にしてカネに変えるか?も大事ですけど、取引先やパートナーがどういうビジネスをしているのか理解していないと危ないんですよ。
理解していないと、カモにされてしまいます。
理解していないので、多くの人がカモにされてます。例えばネット副業を教える高額のセミナーやサロンなどがそうですね。これを持ち掛けてくる人の共通点は、何でか分からないけどとにかく羽振りがよさそう!ということです。
この「何でか分からないけど」が危ないんですよ。羽振りが良いというのはお金ですよね。彼のビジネスにどんなバリューがあって、それをどうやって数字に変えているのか?その「どんなバリュー?どうやって?」を理解していないということです。
大抵は目に見える羽振りの良さ=カネに吸い寄せられた人からお金を巻き上げることで羽振りが良いのですよ。
仮想通貨も同じです。今のところ、仮想通貨の唯一のバリューは「カモ発見器」ですね。つまり、仮想通貨を買ってしまう人はこうしたビジネスのカモです。
つまり、何でか分からないけどめちゃくちゃ羽振り良さそうだ、という魅力に弱い人たちということです。仮想通貨の本質を理解している人はカネを出して仮想通貨を買うなんてことはしません。法定通貨を払って買う価値が無いからです。
なので、相手をカモにしようとする人はホントのビジネスを見せようとしないです。架空のビジネスを見せてきます。
- 収益の源泉になるようなメリットが無くても…
- ライバルに勝てる強みが無くても…
- でも、こんなにお金が儲かります。
ビジネスセンスのある人から見たら、絵空事ですよ。笑っちゃいます。 なので、どうやって儲けているのか(バリューとメリット)、どうやってカネにしているのかを理解してから動くというリテラシーはカモにされないための自衛にもなります。
必要なビジネスセンスというのは、何も高度なものではなくてもいいんです。こうした基本なんです。
副業であってもビジネスの基本は同じ
では、冒頭に挙げた副業のスタンスの何がダメだったのか?を振り返ってみましょうか。
まず、バリューがゼロだったのが敗因なのです。
- どこの誰とも知れない一般人による中途半端な商品のレビュー
- 素人の作品
- 当たり障りのないコラム
そういうもののバリューやメリットって?どう考えても、このコンテンツがあって良かったとか、無くては困る、というような類のものじゃありませんよ。
元のバリューがそうなんですから、それに対していくら時間や労力をかけたところで、誰かが喜ぶものではありません。
誰も喜んでないのに、時間をかけてリライトしたり、サイトをカスタマイズしたりしても、誰も喜びません。
実働のべ250時間かけて収益は58円だった…
時間をかければバリューが生まれるわけでは無いです。逆に言えば58円も利益が出たことが驚きです。ビジネスにするにはまず、ゼロから1のバリューを生まなければなりません。
その基礎の部分を飛ばして、単純作業をせっせとやってたんですよ。そりゃダメです。
まとめ~自分のバリューは何か?を知ることがスタート
まず、現時点の自分が生むことのできるバリューを知る。これがスタートです。
そうしたことをすっ飛ばして、誰かの成功体験をニンジンにして、行動だけをコピーしてやったところで、同じ成功を得られるわけがありません。
自分が生み出せるバリューは何か?それは今までの経験の中にしかないです。
- セールスマンなのでセールス以外は知らない。
- ホテルマンなので、ホテル以外は知らない。
ならば、その経験と結びつけるような形で「あってよかった」「無くては困る」「また読みたい」と思われるコンテンツでなければバリューにはなりません。
万人に必要とされなくてもいいんですよ。一部の人でもいいです、ニッチな分野というやつですね。そもそも、最初から簡単にドカンと売れるようなバリューが、自分にあるわけないですよ。胸に手を当ててみればわかると思います。
そういう意味では、ネットもリアルも同じです。 むしろ、ネットの方がダイレクトに結果として表れます。
私はわりかし、こういうネットのダイレクトな評価はスキな方です。
以上、千日のブログでした。
《あとがき》
そういうオマエはどうなの?という人が居ると思います。まあボチボチでんな。
カネをモチベーションとすると、このブログっていうのは続かないです。私がブログを書く時のポリシーは3つです。
-
- 書いてて自分が楽しいこと(説教するのは楽しくないです)
- 記事の読み手にプラスの価値があること(存在意義だと思います)
- アップする記事により人を傷付けないこと(大前提です)
さすがに最近はブログで儲かってるなんて言う人は、私の周辺では減ってきていますけど、一部にはまだそういうのをやってる人がいるみたいです。
それと最近だと、仮想通貨ですね。これも一時の熱狂は去りましたけど、まだカモを探す人は残ってるみたいです。
気を付けてくださいね。
2018年5月16日
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