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50万をリボ払いで借り続けると毎月1万円のお金を落としてる⁉リボ払い地獄から抜け出す方法教えます

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底なしのリボ払い沼にハマるとなかなか抜けられない…どうやって抜けるか?

どうも千日です。昨日、何となく書いたこちらの記事が思いのほか好評でしたので、もう少し掘り下げて書いてみようと思います。

 

 

便利さの代償として何気なく習慣化したサービスで小さなお金をすこしずつ落としてしまっている。知らず知らずにそれが固定費となってしまっているのです。

 

このうち、キャッシング、特にリボ払いについては、いわば穴の開いた財布を使っているようなものなんですよ。

 

何もしなくても、ただ、お金を落としているのです。

 

今日はそんな、

 

  • リボ払い地獄の恐ろしさ。
  • リボ払い地獄からの抜け方。

 

についてお話しましょう。

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キャッシング、リボ払いは「中の人」は絶対利用しない 

公認会計士って元銀行員、公務員などいろんな前職の人が入ってきますけど、クレジットカード会社の人も入ってきます。彼らが口をそろえて言うのが…

わたしは絶対にキャッシング、リボ払いは利用しません。

だって、アホらしいですもん。

 

ということです。どこのカード会社とは言えないです(笑)。しかし、客観的に見てそれはその通りなんで、如何ともし難いです。

 

そもそも、自分が良いと思っていない商品(サービス)を売るのがイヤで辞めて会計士になった人たちですから、少し偏りがあるでしょうけどね。

 

しかし、会計士になるほどに損得勘定に長けた人にとっては「あり得ない」のがキャッシングとリボ払いです。

 

50万円をリボ払い(50回)にすると完済までに65万円払うことになる

例えば50万円のお金をキャッシングや買い物で借りている人は、リボ払いで返済すると年利15%として、50回で659,375円払って完済になります。

 

(単位:円)

  支払 元本 利息 残高
1 16,250 10,000 6,250 49万
2 16,125 10,000 6,125 48万
3 16,000 10,000 6,000 47万
4 15,875 10,000 5,875 46万
5 15,750 10,000 5,750 45万
6 15,625 10,000 5,625 44万
7 15,500 10,000 5,500 43万
8 15,375 10,000 5,375 42万
9 15,250 10,000 5,250 41万
10 15,125 10,000 5,125 40万
11 15,000 10,000 5,000 39万
12 14,875 10,000 4,875 38万
13 14,750 10,000 4,750 37万
14 14,625 10,000 4,625 36万
15 14,500 10,000 4,500 35万
16 14,375 10,000 4,375 34万
17 14,250 10,000 4,250 33万
18 14,125 10,000 4,125 32万
19 14,000 10,000 4,000 31万
20 13,875 10,000 3,875 30万
21 13,750 10,000 3,750 29万
22 13,625 10,000 3,625 28万
23 13,500 10,000 3,500 27万
24 13,375 10,000 3,375 26万
25 13,250 10,000 3,250 25万
26 13,125 10,000 3,125 24万
27 13,000 10,000 3,000 23万
28 12,875 10,000 2,875 22万
29 12,750 10,000 2,750 21万
30 12,625 10,000 2,625 20万
31 12,500 10,000 2,500 19万
32 12,375 10,000 2,375 18万
33 12,250 10,000 2,250 17万
34 12,125 10,000 2,125 16万
35 12,000 10,000 2,000 15万
36 11,875 10,000 1,875 14万
37 11,750 10,000 1,750 13万
38 11,625 10,000 1,625 12万
39 11,500 10,000 1,500 11万
40 11,375 10,000 1,375 10万
41 11,250 10,000 1,250 9万
42 11,125 10,000 1,125 8万
43 11,000 10,000 1,000 7万
44 10,875 10,000 875 6万
45 10,750 10,000 750 5万
46 10,625 10,000 625 4万
47 10,500 10,000 500 3万
48 10,375 10,000 375 2万
49 10,250 10,000 250 1万
50 10,125 10,000 125 0万
659,375 500,000 159,375  

 

リボ手数料はリボの利息です。つまり、50回で159,375円の利息を払えば完済できる。そして、元本を減らして行けば利息は少なくなっていくのですね。

 

しかし、実際はそうはならないのがリボ地獄です。

 

利用可能額が自分の金のような錯覚

元本1万円とリボ利息6250円を払うと、また1万円借りられます。

 

もともと、生活費やレジャーの足しとして借りていた人にとって、『16,250円の穴』は借りないと埋まらなくなっているんですよね。

 

なので、リボ払いの16,250円を払ってすぐにまた1万円借りるというデススパイラルに陥ってしまっているのです。

 

ずっと6,250円のリボ利息という手数料を払い続けているんですね。

 

コンビニで24時間いつでも借りて返せるが手数料を落とす

コンビニで24時間いつでも借りられるし、返済できるというのが「メリット」としてアピールしてきますよね。しかし、返すのにも借りるのにも、時間帯・曜日によって108円から216円のATM手数料を別途取られています。

 

それに、無駄遣いしないように、現金を必要以上に持たないようにと考えて、 なんだかんだでコンビニでチョコチョコ降ろしてしまっている人は多いと思います。

 

毎月、手数料108円と216円の利用を1度ずつ1ヶ月で10回利用すれば、何にも使っていないのに3,240の出費になっています。

 

  • リボ利息手数料に6,250円
  • コンビニに3,240円
  • 合計で9,490円

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月に約1万円です。結構まとまった額を、ただ利息と手数料として支払ってしまっているということがわかりますね。

 

キャッシングでリボ払いにしている人の財布には大きな穴が開いているのですよ。

 

借りた額の倍額返済しないと終わらない!?リボ地獄

完済する人のケースと、また借りてしまう人のケースを並べてみましょう。

 

(単位:円)

  完済する人 また借りる人
利息 残高 利息 残高
1 6,250 490,000 6,250 500,000
2 6,125 480,000 6,250 500,000
3 6,000 470,000 6,250 500,000
4 5,875 460,000 6,250 500,000
5 5,750 450,000 6,250 500,000
6 5,625 440,000 6,250 500,000
7 5,500 430,000 6,250 500,000
8 5,375 420,000 6,250 500,000
9 5,250 410,000 6,250 500,000
10 5,125 400,000 6,250 500,000
11 5,000 390,000 6,250 500,000
12 4,875 380,000 6,250 500,000
13 4,750 370,000 6,250 500,000
14 4,625 360,000 6,250 500,000
15 4,500 350,000 6,250 500,000
16 4,375 340,000 6,250 500,000
17 4,250 330,000 6,250 500,000
18 4,125 320,000 6,250 500,000
19 4,000 310,000 6,250 500,000
20 3,875 300,000 6,250 500,000
21 3,750 290,000 6,250 500,000
22 3,625 280,000 6,250 500,000
23 3,500 270,000 6,250 500,000
24 3,375 260,000 6,250 500,000
25 3,250 250,000 6,250 500,000
26 3,125 240,000 6,250 500,000
27 3,000 230,000 6,250 500,000
28 2,875 220,000 6,250 500,000
29 2,750 210,000 6,250 500,000
30 2,625 200,000 6,250 500,000
31 2,500 190,000 6,250 500,000
32 2,375 180,000 6,250 500,000
33 2,250 170,000 6,250 500,000
34 2,125 160,000 6,250 500,000
35 2,000 150,000 6,250 500,000
36 1,875 140,000 6,250 500,000
37 1,750 130,000 6,250 500,000
38 1,625 120,000 6,250 500,000
39 1,500 110,000 6,250 500,000
40 1,375 100,000 6,250 500,000
41 1,250 90,000 6,250 500,000
42 1,125 80,000 6,250 500,000
43 1,000 70,000 6,250 500,000
44 875 60,000 6,250 500,000
45 750 50,000 6,250 500,000
46 625 40,000 6,250 500,000
47 500 30,000 6,250 500,000
48 375 20,000 6,250 500,000
49 250 10,000 6,250 500,000
50 125 0 6,250 500,000
159,375   312,500  

 

  • 50回払っても、借金は減らず50万円まるまる残ってます。しかも払っているリボ利息手数料は完済している人の約2倍です。
  • ここから完済するには更に50回、総額159,375円のリボ利息手数料を払わなければ終わりません。リボ払い専用カードはリボ払いでないと返済出来ないからです。

 

つまり、返しては借りるを繰り返してしまった、この人はこれから50万を完済するのに元本の50万とは別に47万円(=312,500円+159,375円)のリボ利息手数料を払わなければなりませんね。

 

借りたお金の倍払わないと終わらない。

 

これが利用者にとってのリボ地獄デス。

逆にカード会社にとっては、確定利益の確変大当たりなんですよね。

 

ですから、後からリボなどいつでも、好きな時にリボ払いにシフト出来るような仕組みになっているのですよ。

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合法な金利なので過払い金で返ってきません

カードローンでキャッシングできる上限金利は出資法で年20%と制定されており、さらに利息制限法でも上限金利について決められています。

  • 元本の額が10万円未満の場合 年20%
  • 元本の額が10万円以上100万円未満の場合 年18%
  • 元本の額が100万円以上の場合 年15%

 

さっきの例で50万円借りて年15%というのはこの上限金利の範囲内です。つまり、合法な範囲ですから、たまにCMでやっている「過払い金請求」の対象にはなりません。

 

カード会社を儲けさせておしまいです。カード会社の「中の人」が『自分ならアホらしくて絶対利用しません』と言うのも、頷けますよね。

 

しかし、同時にカード会社の立場としてはリボ払いを選択してくれた方がメチャクチャ有難いということも理解できると思います。だからしきりにリボ払いを推してくるんですよ。

 

これからリボ払いをしようかな?と考えている人はどうか思いとどまってください。

すでに知らずにリボ払いの地獄に陥ってしまっていたことに気づいた人は、この続きを読んでください。

 

リボ払いの地獄から抜け出す方法

リボ払いの恐さはここまでで十分に伝わったと思います。リボ払いには元本がなかなか減らないようにするカラクリがあります。

 

  1. 元本はできるだけ減らさないように毎月払う金額は少な目に設定している。
  2. 限度額まではいつでも借りられるようになっている。

 

この2つのコンボで我々をデフォ借金状態に縛り付けようとしているんですね。

なので、対応方法はシンプルです。逆をやればいいんです。

 

  1. 借入元本を減らす!
  2. 絶対にこれ以上借りない!

ではその具体的なやり方をお教えしましょう。

 

できるだけ繰上げ返済する

まずは当たり前の基本から。貯金があろうがなかろうが、どうにかお金をかき集めて、繰り上げ返済していくのです。たとえ1万円であっても早く返済してしまえば、その分だけ発生する利息も少なくなるので毎月の返済が楽になっていきます。

 

  • リボ払いのカード会社の儲け=我々の苦しみです。
  • カード会社の儲けを奪えば我々の苦しみは減ります。

 

借入残高から発生している利息負担なのですから、それを減らすことが完済への第一歩なのです。

 

毎月の元本返済額を少しでも増やす

次に毎月のリボ払い返済金額を少しでも増やすようにしてください。これだけで完済がぐっと近づきます。 そもそも、リボ払いの毎月の返済金額というのは、利息がほとんどで元本の返済にはあまり回っていません。

 

例えば、5,000円でも毎月の返済額を増やせば、単純に未払い残高の返済分を5,000円も多く減らすことが出来るので完済がグッと近づくのです。

 

  • リボ払い返済金額が初期のまま:金利返済がほとんど リボ払い
  • 返済金額を増やす:金利返済に加え、未払金返済に回せる

 

たった5,000円を追加しても焼け石に水では?と思う人もいるかもしれませんが、なかなかどうして、この毎月の5,000円が大きいのです。

 

わかりすく50万円の未払金に対して、リボ払いの手数料15%で毎月10,000円+リボ利息手数料を返済する方法と、15,000円+リボ利息手数料を返済する方法では、リボ手数料の総額がいくら違ってくるかを計算してみました。

 

(単位:円)

  10,000円返済 15,000円返済
利息 残高 利息 残高
1 6,250 490,000 6,250 485,000
2 6,125 480,000 6,063 470,000
3 6,000 470,000 5,875 455,000
4 5,875 460,000 5,688 440,000
5 5,750 450,000 5,500 425,000
6 5,625 440,000 5,313 410,000
7 5,500 430,000 5,125 395,000
8 5,375 420,000 4,938 380,000
9 5,250 410,000 4,750 365,000
10 5,125 400,000 4,563 350,000
11 5,000 390,000 4,375 335,000
12 4,875 380,000 4,188 320,000
13 4,750 370,000 4,000 305,000
14 4,625 360,000 3,813 290,000
15 4,500 350,000 3,625 275,000
16 4,375 340,000 3,438 260,000
17 4,250 330,000 3,250 245,000
18 4,125 320,000 3,063 230,000
19 4,000 310,000 2,875 215,000
20 3,875 300,000 2,688 200,000
21 3,750 290,000 2,500 185,000
22 3,625 280,000 2,313 170,000
23 3,500 270,000 2,125 155,000
24 3,375 260,000 1,938 140,000
25 3,250 250,000 1,750 125,000
26 3,125 240,000 1,563 110,000
27 3,000 230,000 1,375 95,000
28 2,875 220,000 1,188 80,000
29 2,750 210,000 1,000 65,000
30 2,625 200,000 813 50,000
31 2,500 190,000 625 35,000
32 2,375 180,000 438 20,000
33 2,250 170,000 250 5,000
34 2,125 160,000 63 0
35 2,000 150,000 0 0
36 1,875 140,000 0 0
37 1,750 130,000 0 0
38 1,625 120,000 0 0
39 1,500 110,000 0 0
40 1,375 100,000 0 0
41 1,250 90,000 0 0
42 1,125 80,000 0 0
43 1,000 70,000 0 0
44 875 60,000 0 0
45 750 50,000 0 0
46 625 40,000 0 0
47 500 30,000 0 0
48 375 20,000 0 0
49 250 10,000 0 0
50 125 0 0 0
159,375   107,313  

 

  • 毎月10,000円+リボ利息手数料を返済: 50回の返済で金利負担は159,375円(総額659,375円の返済)
  • 毎月15,000円+リボ利息手数料を返済: 50回の返済で金利負担は107,313円(総額607,313円の返済)

 

毎月5000円多めに返すだけでトータルで5万円も少なくすむのです。しかも、50回よりも短縮で34回で完済できました。約1年半も早く完済できたのです。

 

トクすると言いたいところですけど、元がマイナスなので、そうは言いにくいのがしんどいところですね。リボ払いに苦しめられている方は、毎月5,000円でいいので返済に回すようにしてみてください。

 

わずか5,000円、されど5,000円。こうした小さな積み重ねをやってこなかったツケなのです。

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ネット系や地銀などの低金利カードローンに借り換える

ネット系や地銀などのカードローンで、未払い残高をすべて返済できるくらいまでお金を借りてしまう方法です。

 

リボ払いのローン残高がある時点でお金を借りることが難しいですが、消費者金融やキャッシングでの事故歴が無ければ、借りられるケースもあります。うまくいけば7~9%程度の金利でお金を借りることも出来るためです。

 

また、東京スター銀行のスターワン乗り換えローン(おまとめローン)ならば年利12.5%で最大1000万まで借りられます。リボ払いの15%よりは低金利ですね。

 

ここで借りたお金に手を付けてしまう人も多いのですが、カードローンで借りたお金に手を付けるのだけは厳禁です。あくまでリボ払いの返済用にカードローンを使うんだということを、肝に銘じておきましょう。

 

ボーナス1回払いに切り替える

日々のクレジットカード支払いを、出来る限りボーナス払いに切り替える方法もオススメです。

 

ボーナス1回払いには利息がかからないからです。

 

電気代やガス代、携帯電話代などを変更することは難しいですが、レストランやデパート、スーパーなどでの買い物は、場合によってはボーナス一回払いに変更することが出来ます。

 

ボーナス払いなら支払いを半年先程度まで先延ばし出来る上に、金利手数料の発生は0円で済むためです。ボーナス払いに切り替えればリボ払いの金利発生を最大半年間、無料にすることができるのですね。

 

賞与が無い人でも、ボーナス払いは利用可能ですので、それまでお金を貯めておいて返済すれば良いのです。

 

そもそもリボ払い専用クレジットカード場合にはその名の通りリボ払いしか使うことが出来ません。ボーナス払いをしたいのであれば新しくクレジットカードを作る必要があります。

 

もしも、キャッシングや消費者金融の事故歴がないのであれば、新規カード作成はそれほど難しいこともないと思うので、新規申込に挑戦してみてください。

 

もし、成功して、借り入れを全て移すことが出来れば、このリボ払い専用クレジットカードは、速攻ハサミでちょん切ってやりましょう!

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まとめ~総量規制の無い銀行のクレジットカードに注意!

  • とくに深く考えずにクレジットカードを作ったら、リボ払いを選択させられていて、なかなか借金が減らずにいる。
  • リボ払い専用のクレジットカードを使っていたら、気づくと数十万以上もの未払残高が溜まっていた。

ここから抜け出したいのだけれどもどうしたら良い?

という方のために、どうやってリボ地獄から抜け出せるかを考えてみました。

 

特に最近は、メガバンクがこのクレジットカードのビジネスに参入していて、最近の低金利で銀行の収益が圧迫されているなかで、唯一荒稼ぎしている部門なのです。

 

  • 住宅ローンの変動金利は0.5%
  • クレジットカードの金利は15%

 

実に30倍ですよ。つまり3000万円の住宅ローンと100万のカードローンでは同じ儲けということです。元手と儲けで考えたら、全く世界が違いますよね。

 

いわゆるサラ金のカードには総量規制があり、個人の借入総額が、原則、年収等の3分の1までに制限される仕組みになっているのですが、銀行のカードローンには適用されていません。

 

つまり、借り過ぎてしまい破産してしまうリスクが高いのは、サラ金ではなく、むしろ銀行のカードローンなのですよ。何となく銀行のカードということでイメージが良いのですが、本質は同じです。

 

注意してくださいね。

 

以上、千日のブログでした。

《あとがきと小噺》

ある富豪が銀行の前に真っ赤なフェラーリで乗り付け、融資担当を呼び出して言った。

これから1カ月、世界一周の船旅をするんだ。ついては旅行代金として50万ほど借りたい。この車を質に入れよう。

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融資係はこの車ならその30倍は融資できますといったが、その富豪は『50万円でいい』と言う。

融資係は奇妙な申し出だと思ったが、上司と相談し、今後その富豪と関係が出来るのであればと、年利15%で融資を決めた。

じゃあ頼むよ。

富豪は車のキーを融資係に渡し、世界一周の船旅に出た。

は盗難に遭わないよう、銀行の地下駐車場に保管されることになった。

1カ月後、富豪は帰国し元本の50万と利息の6,250円を返済し、質に入れていた車を受け取った。

奇妙に思った融資係は富豪に尋ねた。

お客様ほどの富豪であれば50万円程度のお金を借りて、利息を払う必要などなかったのではないですか?

富豪はニッコリ笑って答えた。

私のフェラーリを銀行の地下駐車場で盗まれないよう厳重に保管してもらえるんだ。

それもひと月たったの6,250円でね。

安いものじゃないか。

2018年4月22日

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