脳がバグったとしか言いようがない奇妙な感覚
どうも千日です。今日は極めて個人的なことですが、これは私の日記ですから、書き留めておこうと思います。
家で何となくスマホを弄っていたら、ふいに生命が危険に晒されているかのような圧力を感じたんです。だいたい5秒から10秒くらいの時間で3度4度、断続的にやってきました。
フラッシュバックとか、こんな感じなんでしょうか。
私も今年で46歳ですから、そういうお年頃なのかもしれません。
日常生活の中で不意にやってくる脳のバグ
ただ、家の中で普通にくつろいでいるだけです。理性では全く危険が無いことは分かっているのです。
しかし、理性とは違うところが、全く自分にはどうにもしようのない、とてつもなく大きな脅威が迫ってくることをヒシヒシと感じるんですよね。
まさに脳がバグったみたいな感じです。本当に怖いんですよ。
でも同時になんで怖いの?と理性がいぶかしんでるような感覚です。
怖がってるのも、冷静なのも、どちらも自分です。
しかし、この感覚は同時に懐かしい感覚で、今から40年以上前、私が物心ついた頃からあった体験なのです。
ことわっておきますが、別に幼少期のトラウマとかを抱えてるわけでは無いですし、ごくごく普通の家庭で親に愛されて育ってきたという感覚を持ってます。
しかし、この感覚というのは幼少期に結構頻繁にあって、懐かしさを覚えたのも確かなんですよね。
自分の最も古い記憶の中にある感覚
それは最も古い記憶の中にある感覚です。3歳から4歳くらいのときの記憶です。だいたいどんな人も最も古い記憶というと、このくらいの歳になるらしいですね。最低限、論理的に物事を捉えられるようになった歳ごろということでしょう。
昨日の出来事を覚えている歳です。
子どものころ、大人から何歳?と聞かれて「〇さい」と答えたという記憶で一番古いのは3歳です。数の概念はイマイチ分かっていませんでしたが「さんさい」と答えたのは覚えています。
また、お友だちとケンカをしてそのまま帰ってきてしまい、翌日に母親に「きのう〇〇ちゃんとケンカしたからきまずい」みたいなことを言うと、「〇〇ちゃんは覚えてないから大丈夫」と言われ、半信半疑で遊びにいってみたら本当に覚えていなかった!という記憶があります。
さすがに3歳児が「そんなこと、あったかな?」なんて忘れたフリをするなんてお約束は無いでしょう。というかそんなセリフがマンガやアニメのお約束になる前の時代です(笑)。
そんな幼少期に、たまに、ふいに、やって来る感覚がそれと同じものでした。幼少期にはわりと頻繁にあって、成長とともに減っていった感じです。少なくとも成人してからは一度も無かったので、すっかり忘れていたほどです。
その感覚を具体化してみる
私の説明が拙いので、なんとなくフワッとした、ぼんやりしたイメージに感じるかもしれませんが、何十年も前の幼少期に感じた感覚を今でも覚えているくらいですから、それはそれは強烈な感覚なのですよ。
昔、それがどんな感覚なのかを、頭の中で映像化することを試みたことがあります。
だって実際に危険な目に合っているわけではないのですが、強烈に脅威を感じるんです。自分の体験や、見聞きしたものの中でそれに近いものは無いのか?いろんなイメージを総動員して探してみたんです。
絵にしてみた
今のところ、一番近いイメージのものがありまして、それを絵に描いてみました。まずはこんな感じの、密閉された巨大なトンネルの中にポツンと居るイメージです。
シーンとしているんですが少しすると「どどどどどどどど」と「何か」が、
そのトンネルのスペース一杯にみっちり隙間の無い、高密度の「何か」が、
怒涛の勢いで迫ってくる「予感」がするのです。
「何か」「予感」というのは、どちらも実際に目にしたものではないからです。だって目の前にはいつもの日常があるのですから。
炭鉱の坑内火災のイメージ
こういうイメージで私の知る一番近い状況というのは、炭鉱の坑内火災です。炭鉱の坑内には坑木、板、布、油脂類、爆薬などの可燃性、引火性のものが多く、特に炭鉱では炭層自体が可燃性のため、坑内火災はガスや粉じん爆発に次いで恐ろしいものです。
炭鉱の坑内では一般に強制通気が行われていますで、いったん火災が起ると瞬く間に延焼し、直接消火が困難です。
そのため、中に人を残したまま、密閉、水没などの処置で消火するのだそうです。
一番最近では1981年の北炭夕張新炭鉱ガス突出事故が有名で、事故発生から6日目に会社は59名の安否不明者に生存の可能性は無いと判断し、家族への説明会で社長ら幹部は注水への同意を要請しました。
不明者の家族は「命をよこせというのか」と激怒、これに対して当時の社長は「お命を頂戴いたします」と発言し、翌日には全家族から同意書を取り付けたそうです。
注水に先立ち9時30分に注水地点の傍らに花束が供えられ、13時30分にサイレンが鳴らされるとともに関係者が黙とう、その後59名の安否不明者がいる坑内に水が流し込まれました。
夕張市内でも市役所や学校などで一斉にサイレンが鳴らされ、全市民が黙とうしたそうです。
要するに更年期か?
もしや、私の前世が炭鉱夫だったのか…?と、このように考えないでもないですね。
しかし、それはあくまで私の妄想に過ぎませんし、このイメージだけではその元ネタにたどり着くのは難しそうです。
そして、これが一番有力な説なんですが、男の更年期というヤツです。男性にも来るらしいですよ。
「南 イライラする!」
っていういとうあさこさんのネタがありましたよね、それと同じようなヤツらしいです。
幼いころは脳の成長期、そしてこれからは脳の衰退期か、ふふふ。
以上、千日のブログでした。
《あとがき》
「股間を蹴られたときの感覚から痛みを除いた感じ」というのもあります。さすがにこの例は炭鉱火災の流れでは書けなかったので、あとがきに書いてます。
男にしか分からない例えかもしれませんが、何かのひょうしで股間を蹴られたり、股間にボールが直撃したときがあった人にはあの痛みがわかると思います。
もちろん痛覚としての「痛み」はありません。
ただその時と同じくらいの、全身の毛穴から冷や汗が噴き出すようなメンタルへのダメージがあるんですよね。
そんな感覚ありませんか?
ひょっとして私だけ?
2018年7月13日
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