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もう崎山蒼志を見たか聴いたか?samidare~五月雨~のコード進行と歌詞の秘密

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13歳で作曲した「samidare~五月雨~」が凄い

どうも千日です。昨夜youtubeで何気なく、バラエティ開拓バラエティ「日村がゆく!」というテレビ番組に出演した高校生の崎山蒼志くんを見て瞠目し、つい夜明け近くまで見続けてしまいました。

アイキャッチ画像が秀逸ですね。ちょっと目が半分閉じてる瞬間になっていますが、通常時もほぼ同じです。

収録時点では自転車に乗れない、運動音痴の中学3年生男子です。

天才 崎山蒼志とは

彼の母親がビジュアル系バンドのファンでよくその楽曲を聴いていたところ、当時4歳の彼が「ギターをやりたい」と言ったそうです。

この「言ったそうです」というのは、そのころの記憶が彼には無いからなんでしょうけど買い与えた後に親が英才教育を施すなんてことは無かったのだと思います。

というのも、知る限りですが、お母さんが当時ビジュアル系バンドのファンだったというだけですからね。

つまりほぼ独学でここまでの腕前になった。「独学」というとお勉強チックなニュアンスになりますが、遊びの延長でごくごく自然に身体の一部のように、ギターに接してきたのだと思います。

300曲のオリジナル曲

ギターにのめりこんだ彼は、小学生からオリジナルの作曲も始めまして、収録時点では約300曲も曲を作ったそうです。

モーツァルトかよ!

忘れてしまったものもあるそうです。つまり、楽譜に残していないということですよね。

自我の獲得と時を同じくしてギターを始め、言語の習得と同時進行でギターを弾いてきたのです。

彼にとっての作曲というのは、我々にあてはめてみれば、遊びとして自由に描いた絵であったり、工作であったりというものに近いんじゃないかと思います。

独自の歌唱法 

ともすると、音程を外してる部分もあります。中学3年生というよりは、小学生が学校唱歌を歌うときのような発声方法だと思います。私は彼の歌い方がいわゆる一般的に「上手い」と言ってもらえるような発声ではない、というところに底知れない凄みを感じました。

素人で歌が上手いと言われる人って、モノマネの上手い人みたいな感じの人が多いですよね。

上手いね!すごいね!

彼の場合は、そういうんじゃないんですよね。あくまで彼の言葉を彼の声で伝えているという印象を受けるんですよ。だからハートに届く。

なんだこれは?でもすごい!

受け手はすごく戸惑うんです。これまで見聞きしたことのあるような上手い歌ではないのに、自分が貫かれていることを認めざるを得ないからです。

子どもの描く絵って一時期まではすごく独創性に富んだ素晴らしい絵なんですけど、ある時期から、マンガやアニメを知るようになってから、どれも同じようなマンガ調の絵になってしまうということがありますよね。

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彼の曲、彼の歌唱法というのは、そうした「子どもの描く絵におけるマンガ的な要素」が混入することなく成長した稀有な作品ではないかと思うんですよ。

 

危うさをはらんだリズム、コード進行、歌詞の秘密

このsamidare~五月雨~の歌い出しはこんな感じです。子どもとは思えない鋭いカッティングで疾走感を感じさせる複雑なリズムを刻みながら、唐突に始まります。

危うい。不安定。でもコアがあって完成されている。

裸足のまま 来てしまったようだ

東から走る魔法の夜

虫のように小さくて 炎のように熱い

まったくナニ言ってるかわからないですよね。でもそれでいいんです。

日本語的文法ではなく音楽的文法の歌詞である

そして次にサビへ行きます。

素晴らしき日々の途中 こびりつく不安定な夜に

全ての声の針を 静かに泪で濡らすように

素晴らしき日々の途中 こびりつく不安定な意味で

美しい声の針を 静かに泪で濡らして

最初のイントロでビックリした人も、このサビのところで何となくこの曲の味わい方が分かってくるようになります。

これは日本語でありながら、日本語的な文法の歌詞ではないということです。いわば音楽的な文法の歌詞です。

この曲の歌詞というのは彼のかきならすギターの音と合わさって、初めて言語化される歌詞なんですよ。私はそういう歌詞というものを生まれて始めて目に(耳に)しました。

間奏の後Aメロ。

意味のない僕らの 救えないほどの傷から

泪のあとから 悪いことばで震える

黒くて静かな なにげない会話に刺されて今は

痛いよ あなたが 針にみえてしまって

この曲の歌詞については、動画のコメント欄には思春期由来の他人への不信感や過剰な自意識やら底知れない衝動やらといった、大人たちの解釈が並びます。

普遍的なのです。彼のメッセージは確実に中心を貫いている証左ですよね。

とても抽象的で言語化の難しいこと、とうに過ぎ去ってしまった後で、もうつかみきれないものを音楽と歌詞にして形にしているんです。これを称して、凄いとか天才だ、としか言えないのが私という凡人の悲しさ。

そしてBメロのリフレイン。

冬 雪 ぬれて 溶ける 君と 夜と 春

走る 君の汗が夏へ 急ぎ出す 

 

急ぎ出す

 

急ぎ出す

番組中では、このリフレインのところで、審査員たちがついつい「笑って」しまっているんですよ。

気持ち分かります。

凄過ぎると、もう笑うしか無くなるんです。

こちらは13歳のときに浜松駅前で演奏しているsamidare~五月雨~のフルバージョンです。

半信半疑でしたが、マジで13歳で作曲した曲なんですね。

 

崎山蒼志作曲の「コード」=「言葉」

この曲は彼が13歳のときに作曲したもので、今演奏しているのは15歳の彼です。

  • 13歳のその時にしかリアルに感じられないことを、彼のギターの音に変換した。
  • そのギターのコードにマッチする「言葉」を選んで当てはめていった。

このようにして作られている歌詞ではないかと思っています。コードを別名で呼ぶと「ハーモニー」です。日本語では「和音」と呼ばれるものです。最低2つ以上の違う音を同時に鳴らすことで生まれる、音の音色です。

ギターコードと歌詞を並べてみましょうか。

Em7 裸足のまま 来てしまったようだ

Em  東から走る魔法の夜

Em7 虫のように小さくて  Em9 炎のように熱い

ギターのジャラーンという音色にも色々あるように、そのジャラーンそれぞれに名前が付いているんです。

彼にとっての「Em7」というコードのイメージがあり、それを言語化したものが「裸足のまま来てしまったようだ」「虫のように小さくて」というものであったというのが私の仮説です。

ならば、彼が自分で作曲した300曲もの曲を(一部忘れたと言ってますが)ほぼ歌詞を覚えていられるのも分かりますよね。彼にとってコード≒言葉であるならば、その曲を奏でられるということは、すなわち歌うことが出来るということだからです。 

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ギターと言葉を同時に覚えた子

崎山蒼志くんがここまでオリジナル作品を作曲しうる理由は、ギターと言葉を同時進行で覚えたからじゃないかなと思ったりしているんですよね。

英才教育とかそんなものではなくて、ごく自然にです。

子どもが言葉を覚えるのにそんなにストレスを感じないのは、自我が未熟な時は使う言葉も単純で、本当に言いたいことを単純な言葉で言うだけだからですよね。

腹が減ったら「マンマ」とか言ってりゃいい。「ご飯論法」なんて持ち出す必要なんて無いんです。

そういうプリミティブな段階からギターに接し、言葉を操るようにギターを操るようになっていったのが、天才崎山蒼志を作ったのではないかな、と思っています。

それにしても、これからが楽しみですよね。うん。

待望のMVがユーチューブで聴けます!

追記です。「五月雨」と「夏至」のMVが公開されました!どちらもその歌詞をモチーフにしたもので天才的な歌詞をじっくり味わいながら高音質で聴くことが出来ます。

五月雨

裸足のまま来てしまったようだ

東から走る魔法の夜

虫のように小さくて 炎のように熱い

 

すばらしき日々の途中 こびりつく不安定な夜に

美しい声の針を 静かに泪でぬらすように

すばらしき日々の途中 こびりつく不安定な意味で

美しい声の針を 静かに泪でぬらして

 

意味のない僕らの 救えないほどの傷から

泪のあとから 悪い言葉で震える

黒くて静かな 何気ない会話に刺されて今は

痛いよ あなたが 針に見えてしまって

 

すばらしき日々の途中 こびりつく不安定な蒼に

全ての声の針を 静かに宇宙でぬらすように

すばらしき日々の途中 こびりつく不安定な意味で

美しい声の針を 静かに泪でぬらして

 

意味のない僕らの 救えないほどの傷から

泪のあとから 悪い言葉で震える

天使とぶざまな 救えない会話に刺されて今は

今流れるこの頬は 

すべてを

すべてを

すべてを

 

冬 雪 濡れてとける 君と夜と春

走る 君の汗が 夏へ 急ぎだす

冬 雪 濡れてとける 君と夜と春

走る 君の汗が 夏へ 急ぎだす

急ぎだす

急ぎだす

崎山蒼志「五月雨」(MV) - YouTube

 

夏至

かなり前の 自分の中を透かして見た

新しい空気を 吸った僕だ

夢の中で 牙を剥いたあの人の顔

まだ覚えてる 

 

そうだ 思い出した

あの夏に 取り残されて 

何年たったか 

虫のように強く

果物のように美しい 

君がいた 100年前だ

 

悲しみを 含んだ夏の光

束ねてみたら 光は消えた

今日の空は 鰐の背中みたいだな

やけにさびしい 

目の前に1人

灰色のシャツを着て

歩いている

カラスが鳴く

 

そうだ 思い出した

あの夏に 取り残されて

何年たったか

獣のように繊細で

刃物のように綺麗な

あの人がいた 過去の世界だ

過去の世界だ

 

あぁ また ここで気づいた

あぁ もう 手遅れだった

やさしすぎる 記憶が 

こびりついて 離れない 

不意に

 

強くなる風に

苛立ちを感じ

溶ける壁に体をあずけ

ちへどを吐く

崎山蒼志「夏至」(MV) - YouTube

 

マジでこんなの無料で聴けるなんて…!

CD出たら絶対買います!

 

以上、千日のブログでした。

《あとがき》

今回の記事はあんまり普段書かない分野のことですよね。ここ最近体調を崩していたのですが、やっと回復してきまして、ウォーミングアップみたいな感じです。

それにしても、崎山くん凄いです。小手先の技巧とか、早熟とか、そういうものじゃないですね。

演奏ももちろんなんですけど、インタビューも良い味出してます。緊張してるのもありますし、たどたどしいんですけど、同時にすごくマイペース。

自転車に乗れないことについて日村さんから「何で自転車に乗りたいと思うの?」と聞かれて答えるところがあるんですが。

「自転車ってなんか…自転車っていいでしょ(言い直し)いいですよね」

というところが好きです、素なんですよね。作意がない。

まっすぐ育って欲しいです。

こちら昨夜発見した、もう一つお気に入り曲で「ソフト」です。夕日のバックがイイ感じですね。

2018年5月30日

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