アンケート調査のアルバイトの体験談
どうも千日です。前回のブログからの続きアンケート調査員のアルバイトの体験談です。
当時私はいい歳して無職でしたので暗い時代でしたが、今思い出すと楽しかったんだなぁと思います。
- Ⅰ. アンケート対象者からのセクハラ
- Ⅱ. アンケートを自分で書き込む不正
- Ⅲ. アンケートのトレード
- Ⅳ. 意外と男が重宝された
- Ⅴ. 善い行いをすること、そのものが自尊心の回復になった
- Ⅵ. 善い行いをすること、そのものが対価を払う対象にもなる
Ⅰ. アンケート対象者にセクハラを受ける
アンケート調査員は女性が多いですので若くて可愛くて大人しそうなコが被害を受けることがありました。
- 口説くとかじゃなくて、何かにかこつけてネチネチとイチャモンを付ける
- 警備員でもないのに許可を取ってるのか?ウロウロして迷惑だなどイチャモンを付けてくる
- アンケートが終わった後もこっそりつけてくる
基本的に男から女にこういうセクハラをしかけてきますね。困ってる女のコの表情や恐怖に歪む表情を見てハァハァしてるんでしょうか?千日の趣味ではありません。
1と2は年配の男性が多いです。困ったもんです。でもまあ分かりやすいです。しかし3は怖いですね…どうするつもりなのか?
- 普段接することがない人と短時間とはいえ対話することが出来るメリット
- 会う必要のない有害な人と出会ってしまうデメリット
自然と完全に単独行動しないように、お互いが目に付く所でアンケートを取るようになって行きました。その方が安心なんです。
Ⅱ. アンケートを自分で書き込む不正
これは誰もが思い付くことですよね。アンケートを自分で書き込んでしまったら、労せずあっという間に日給が手に入ります。もちろんやってはダメと言われます。
バレて無いと思っているのはやった当人だけということが多いです。さっき言ったように互いが目に付く所でアンケートを取ってます。たまに情報交換します。
『何人集まった?』
『まだ3人だわ、今日はキビシイね〜』
『エー!私はまだゼロだよぉ』
こんな感じで、情報交換するのが普通です。そんな中で…
- 全然声を掛けてる素振りがない
- 情報交換しない
- たまに姿が見えなくなる
こんな感じで早々とノルマを達成する新入りは限りなく黒に近いグレーです。ブラックリストに入り、次から呼ばれなくなります。
バレてないと思っているのは当人だけですよ。
Ⅲ. アンケートのトレード(不正ではない)
アンケート調査には性別や年齢層ごとに何人といったノルマがあることが多いです。昨日の記事で書いたように最も集めやすいのは若い10代から20代の女性であり、最も難易度が高いのは30代から40代の男性です。
最も難易度が高いといわれる30代から40代の男性に千日は苦戦するのですが、若い女性のアンケート調査員は比較的労せず集められます。オトコは皆スケベですから。
逆に若い女性のアンケート調査員が苦戦するのが40代から50代の女性らしいです。その層は千日は特に労せず集められます。彼女達になんで苦戦するのか?聞いたら『コワイから』とのこと。
もう分かりますよね
千日は彼女達の苦手な40代から50代の女性のアンケートを多めに集めて彼女達に提供し、代わりに千日が苦戦する30代から40代の男性のアンケートをもらうんです。
もちろん、これはちゃんとしたアンケート結果ですから不正ではありません。
Ⅳ. 意外と男性は現場で重宝される
千日は少数派の男ですからはじめは肩身は狭かったですが、現場ではいろんな場面で結構重宝されることが多かったです。
- セクハラ用心棒
- アンケートのトレードと技術継承
1.セクハラする用心棒じゃありませんよ!
自分もアンケートを取りながら、他の人がトラブっているなと思ったら、行って「何か失礼がございましたでしょうか?」と声をかけるんです。それだけです。
一応は社会経験があって20代後半だったので、見た目だけは現場のリーダー位の貫禄はあったんです。
セクハラ目的なら男が出てきた時点で引いて行きますし、そうで無ければ一緒に謝ります。上司らしき人が出て来て一緒に謝ったら、小さなトラブルなら殆どの人はそれで気が済みます。
重宝されましたし、助けてあげたコには感謝されました。セクハラ用心棒としてでも、感謝されるのは『オレも人の役にたってる』という自尊心を取り戻すきっかけにもなりました。
でも結局アレでしょ、たくらんでるんでショ
なんてうがった見方をする人がいると思います。
今でこそ好々爺のように柔和になった『彼』ですが……20代後半の当時は毎夜荒ぶる彼をなだめすかさなければ眠ることさえもままならなかったんです。
そりゃあもう、ね
実際は、たくらんだだけでした。一度だけ女子大生と2人で映画に行きましたが、それっきり。無職の間は彼には長く我慢させました。その我慢は就職してからもしばらく続いたんですけどねσ(^_^;)
2.トレードのWinWin関係と技術継承
アンケート調査員には若い女性が多かったので千日の苦手な30代から40代男性を交換してもらうのはそれほど難しくなかったです。
彼女達にとっては自分達の苦手な40代から50代女性のアンケートを提供してくれる存在でしたのでWinWin関係でした。
昨日の記事で書いたアンケートのコツは千日のオリジナルです。なかなか集められない人にはコツを教えてあげたり、目の前で取って見せてあげたりしました。
普通はここまでする必要はないです。
だから結局アレでしょ、たくらんでるんでショ
勘弁して下さいσ(^_^;)
Ⅴ. 善い行いをすること、そのものが自尊心の回復になった
千日はそう考えてます。当時はまだ若かったですから、たくらんでる面が大き過ぎてそれには気付きませんでした。
しかし、善い行いをして感謝される事ってそれだけですごく気持ちイイんです。それは『オレはよくやってる、オレには存在意義がある』という気持ちです。この記事では自尊心と呼びます。
千日は無職になってから小さなプライドから知っている人に会うのが嫌になり、人を避けるようになりました。
プライドと自尊心は同じように使われますけど、千日を人嫌いにした考え方の正体は『オレはヤツより上だ、ヤツより優れている』という気持ちです。
無職になると『ヤツに負けてる』と思うようになり『ヤツはオレより上だと思ってるに違いない』という考えの方に支配されるんです。人の視線を感じたり被害妄想に陥ったりするのはそのためです。
私は善い行いをして人に感謝されることで『オレはよくやってる、オレには存在意義がある』という自尊心を得ることが出来たんです。
たくらみは達成出来なかったですが、立ち直るきっかけになりました
Ⅵ. 善い行いをすること、そのものが対価を払う対象にもなる
季節外れなネタですが豪雪地のお年寄りの家の雪かきをするボランティアツアーが話題になりましたね。
善い行いをして感謝される事って、お金を払ってもやりたいと思うことなんです。そんなの偽善だなんていう人もいるでしょうが…
そうやって文句を言ってるより、やってみた方が楽しいし気持ちイイはずです。善い行いはお金を払っても払わなくても出来ますし、それでいいじゃないですか。
以上、千日のブログでした。
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