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スーパー大手のライフがパートに定期昇給を導入。好調の裏に垣間見る危機感

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パートでも定期昇給という画期的な制度

どうも千日です。喜ばしいニュース水を差すようで、ちょっとアレなんですけどとうとう来たかというのが私の感想です。 

食品スーパー大手のライフコーポレーションが2015年5月からパート従業員約2万人に定期昇給制度を適用する。人によっては年間で約2万円の賃上げになり、この適用初年度には約数億円の人件費増を見込んでいる、というものです。
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恒例の試算をしてみましょうか

1人当たりで最大2万円です。平均が1万円とすると2万人で2億円の増加ということになります。
 

再来年はさらに2億円増える?

そんなことはありません。残って欲しい人はさらに時給が上がり、勤務時間も増えますが、そうで無い人は上がらず勤務時間も減ります。
 
そうで無い人の時間を減らした分は見込みのある新しい人を充当します。
 
良いパート従業員に安定して働いて貰う。良い人は長く働く程、時給が増えますから他のスーパーに取られる可能性が減る
 

プラス2億円のコスト増は良いパート従業員を囲い込む為の投資なんですね

スーパーのパート従業員は不足してます。特に良い人は喉から手が出るほど欲しい、というのが現状です。
 
ライフコーポレーションの労働組合の約3分の2がパート従業員であり、パート従業員が居なければ店が回らない状態だと言います。
 

非正規雇用者が居なければ回らない

なかなか面白い状態です。スタンダードがメインを張っていないんですね。今回のライフコーポレーションのニュースは短期的な時給アップでは無い所に皆が注目してます。
 
制度として定期昇給するなら、中には正社員よりも稼ぐパートが出て来る可能性を示唆してます。パート従業員と同じ職場の正社員はクサるでしょうね。
 

それもアリだよ、と言うライフコーポレーションのメッセージなんです

会社は明言しておらず、報道でも言及していませんが、この良質なパート従業員の安定雇用が成功すると、『不要となる正規従業員が出てくる』のです。
 
企業にとっての正社員のメリットは労働力の安定供給であり、デメリットは簡単に切れない、と言うものです。
 
パート従業員が不足している状況では、とりあえずキープしておくメリットのあった正社員は、良質なパート従業員が安定して来ると、そんなに要らなくなるんです。
 

今回のライフコーポレーションの制度改定は大きな舵取りです

単にパート従業員の人数を増やす施策ではありません。会社の仕組みとしてパート従業員が定着し、それによって必要とする正社員の数が減って行く方向への舵取りとなっているのです。
 

今後、正社員として欲しい人材は次代を担う珠のような『人財』だけ

人材ならパート従業員で十分だよってことです。
 
世知辛いですね
 
この傾向はスーパー業界のみならず、『ヒトによって付加価値創っている』業界には、今後も出てくる試みだと思います。つまりほとんどの業界です
 

今のサービス水準は正社員だから出来ているのか?

このような考えの根底にあるのは市場が恐らく拡大しないと言う見込みです。市場が右肩上がりとなることが信じられる世の中であれば、労働力を安定供給させて拡大戦略を採れます。
 
しかし、その見込みが不透明な現状では、売上のサイズに合わせてコストを調節したい。人件費も下げたい時に下げられる状態にしておきたいんですね。
 
ライフは消費税増税後に苦戦している他の総合スーパーを尻目に好調を維持していますが、将来についてはそのような危機感を持っている。
 
将来への危機感の現れが今回の大きな舵取りなのでしょう。
 
個人的にはライフの無料のRO純水は我が家の海水水槽の生命線なので、ぜひ頑張って欲しいものです!

以上、千日のブログでした。

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