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銀行で住宅ローンの担保提供者は連帯保証人になるのが普通と言われました これホント?

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担保を提供する親や配偶者をなしくずしに連帯保証人にしようとする銀行の思惑

どうも千日です。住宅ローンを借りる私たちと銀行との関係は、カネを借りる人と貸す人のせめぎあいです。千日の住宅ローン無料相談ドットコムでは公開していない(公開できない)色んなケースがあります。

奥様の預金からいくらか出される場合は担保提供者になりますので、奥様も連帯保証人となっていただくことになります。

どこの銀行とは言えませんが、いかにもそれが普通だと言わんばかりの口調だったそうです。

また、試しにインターネットで調べてみると、そういう事務を普通だと書いている銀行系のFP(ファイナンシャルプランナー)もいますね。

また、銀行に提出する住宅ローン契約書以外の諸々の書類(例えば、個人情報取り扱い同意書など)には「担保提供者兼連帯保証人」とか「連帯保証人・担保提供者」のような、いかにも両者が不可分であるかのように思わせる表記になっていることが普通です。

大事なことなので最初に結論を言いますね。「連帯保証人」は「担保提供者」ですけど、「担保提供者」は「連帯保証人」とは限りません。つまり担保を出したからといって自動的に連帯保証人になる必要は無いのです。

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  • 上記の図の中で最も債権者にとって都合が良いのが「連帯保証人」です。
  • ということは、私たち債務者にとって最も責任が重いのが「連帯保証人」です。

では始めましょうか。

担保を提供するほどの関係者は連帯保証人になってくれる可能性がある

冒頭の例で、妻の預金から頭金を出すというのはこれは贈与ですから「担保提供者」ですらないので銀行マンのこじつけなんですけどね。

例えば定期預金や証券などを担保に提供する場合、これは物上保証人ということになります。これは比較的軽い責任です。

しかし連帯保証人の責任はイコール主債務者という、最も重い責任なのです。

責任の重さは物上保証人<保証人<連帯保証人

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物上保証人は主債務者が返せなかった場合、対象となった資産を売却して返済に充てるという責任を負います。逆に言えば、その資産を失うだけで済むとも言えます。

これに対して、保証人主債務者が返せなかった場合、自分が代わって返済する責任を負います。これは債務を完済するまで負いますから、より重い責任ですね。

さらに、連帯保証人というのは主債務者ではないけど主債務者と同じ責任を負っている人ということです。

保証人より責任が重い!連帯保証の3つのデメリット

保証人よりも責任が重くなる3つのデメリットをおさえておきましょう。

  内容

催告の抗弁が出来ない

債権者がいきなり保証人に対して請求をしてきた場合、保証人であれば「まずは主債務者に請求してよ」と主張することができますが(催告の抗弁といいます)連帯保証人はそのような主張を出来ず、返済しなければなりません。

検索の抗弁が出来ない

主債務者が返済できる資力があるにもかかわらず返済を拒否した場合、保証人であれば主債務者に資力があることを理由として主債務者の財産に強制執行をするように主張することができます(検索の抗弁といいます)。しかし連帯保証人はこのような主張をすることができず、債権者に対して返済しなければなりません。

債務全額の責任を負う

保証人が複数いる場合,保証人はその頭数で割った金額のみを返済すればよいのに対して、連帯保証人はすべての人が全額を返済しなければなりません。

なので、できれば債権者としては連帯保証人を付ける方がトクなのです。

情に乗じて加重な責任を負わせる金貸しのやり方

ひと昔前の悪い金貸しが善良な人々を追い込む口上にこんなのがありますよね。

子どもの不始末は親に責任をとってもらわないとね。

旦那が払えないなら奥さん、身体で払ってよ。

こういうのが、連帯保証の根っこの部分にあるのです。

現代は…

  • 何も起こっていない最初の段階に
  • あくまで本人の意志で

こうした重い責任を負うことに同意させるテクニックに特化しているのです。

物上保証人というのは一番軽い責任とはいっても、自分の資産が無くなってもしょうがないと思える間柄というのは、かなり深いつながりのある間柄ですよね。

そういう人なら、何も問題の無い最初の段階であれば「連帯保証人」にレベルアップさせることに同意する可能性が高いということです。

そういう人っていうのは?

  • 親子
  • 配偶者

です。結局のところ本質は昔から何も変わっていないのですよ。

連帯保証の本質は「背面の恐怖」=恫喝

正面の理、側面の情、背面の恐怖

中坊公平(1929〜2013)

弁護士の中坊公平氏が人を動かす3ヶ条として語った言葉です。

債権回収の鬼と言われた人の言葉ですから、これは正味の話、債権回収のセオリーなんだと私は思っています。

まず道理を説いて説得する。

それでもダメなら情に訴える。

最後は、言う通りにしないと恐ろしいことになると恐怖を煽る。

言うまでもなく3つ目が決め手になるのだということです。つまり恫喝です。

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前半までを読んで「恐ろしい」「腹立たしい」と思われたのなら、それは当然のことです。

連帯保証というものの本質は、現実に回収するためということもありますが、『返せなかったらどうなるか、分かってるね?』という恐怖を与え、より債務者を返済にコミットさせる事が主な目的だと思っています。

妻の父が土地を提供したので義父も連帯保証人になりました。

こういうケースであれば「お義父さんにだけは迷惑はかけられない…」この恐怖によって、夫は全ての事に優先して住宅ローンの返済を死にものぐるいでやり切るでしょう。

これがメガバンクと言われる大手の金融機関も、半民半官の住宅金融支援機構も、堂々とやっている事の本質なのです。

 

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まとめ~複数の金融機関で審査を通すことの重要性

とはいっても、銀行担当者の中にはこんな風に上から物を言ってくる人間もいるようです。

こんなこと言ってくる人はアナタくらいですよ。

そんな(些細な)ことにこだわって審査に通らなくてもいいんですか?

1対1だと、カネを貸すまでは債権者の方が強いです。

なので、複数の金融機関で住宅ローンを通しておき、逆に「そんなことを言ってくるような銀行からは借りないよ」と言えるような立場をゲットすることが重要です。

複数の金融機関で審査を通しておくということは、今後の金利動向がどうなっても有利な住宅ローンを組むために千日のブログでずっとお勧めしていることですが、対債権者としての銀行と渡り合うためにも大事なポイントなのです。

以上、千日のブログでした。

《あとがき》

前回のエントリーでは、共働き夫婦の住宅ローンについて書きました。

収入が50:50の共働き夫婦のケースではよくこの連帯保証についての銀行との駆け引きが生じることが多いです。

銀行の見方として「もし夫だけしか収入が無いとしても、ギリギリ貸すことは出来る。でも妻も同じくらいの収入がある。」こういう夫婦がいたとしたら、できればついでに妻のほうも連帯保証人に入れておきたいと思うでしょう。

そのように考えるのが「銀行の普通」です。

しかし「できればついでに」で数千万円もの責任を負わされるこっちはたまったものではないですよね。

自分のメディアがあると、こういう社会に対して言いたい事が言えるのが良いですね。しかも自分がライター兼編集長です。

2018年10月12日

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