お手軽エアコン洗浄法!最低温度での1時間運転を試した
どうも千日です。ここのところすごく蒸し暑くなりましたよね、恒例のエアコン記事です。
ウチのエアコン、そろそろ10年目なのですが、いよいよカビ臭いニオイを発するようになってきました。自動お掃除付いてますし、スプレーで外からシューっとやったりしてるんですけどね。
今年はタバコもやめてますし…なんで?
で、妻に言われて色々調べてたら、出てきましたよ!
やり方はいたって簡単です。
- 窓を全開にする。
- エアコンを最低温度に設定して1時間運転する。
たったこれだけです。
- この蒸し暑い日に最低温度で運転すると、熱交換器やドレンパンに付着したニオイ成分が結晶水に溶け込み、ドレンホースから外へ排出されます。
- さらに室内のニオイ成分も窓を開けることで外に排出されます。
つまり、結露水で洗い流すという、目からウロコな方法なんです。
ニオイの元になる成分を結露水で洗い流す仕組み
これはエアコンのドレン排水の仕組みを利用した、とても理にかなった方法なんですよ。
エアコンが空気を冷やす仕組みをそのまま利用した方法
エアコンは液体が蒸発するときに周囲から多量の熱を奪う性質を利用して、室内機と室外機の循環するパイプに冷媒という液体を循環させ、液体と気体の過程(物質の三態)を繰り返しています。
冷房の時、室内機は冷たくなります。周囲の水蒸気が水になって室内機の熱交換器が結露します。そして結露した水はホースを伝って室外へ排出されるようになっています。
この結露水をガンガンに結露させてエアコン内部を水洗いしたかのような状態にさせるんですよ。
とても理にかなっていますよね。
つまり、室外機と室内機の間で冷媒を循環させて冷やすタイプのエアコン全てに有効な方法です。
日立の「凍結洗浄」と同じ原理
凍結洗浄は日立の2018年のエアコンに搭載されている新機能ですが、これは室内機の熱交換器を凍らせて霜を付着させ、たくわえた霜を一気に溶かして汚れを洗い流す機能です。
内部を凍らせて一気に溶かす。
これによって、
- ニオイの一因となるホコリやカビ、油汚れを洗い流し、
- 熱交換器をキレイにしてそこを通る風を清潔にし、
- 目づまりによる能力の低下を抑える。
という効果が得られるのですね。
凍らせるのか、凍らせないで結露を増やすのか、という違いだけで、原理は全く同じといっていいでしょう。
これによって問題は生じないか?注意点もあり
通常のエアコンの運転の延長にあるやり方なので、ほとんど問題はありませんがいくつか注意点があるようです。
ドレン管が詰まってないかチェック!
この方法は、室内機の中を大量に結露させて汚れた水をドレン管から外に排出させる方法です。なので、ドレンホースが詰まってないか確認しておくことをお勧めします。
逆流したらエアコンの下が汚水でビショビショになってしまいます。
このドレンホースの詰まりというのは本体の不具合とは関係なく発生することがあります。
知人のケースでは、エアコンの臭いがひどく10年経っているからと諦めて買い換えたら、排水パイプの中にカビが生えて詰まっている状態になっていたそうです。
外から見える部分は目視でチェックし、運転後はちゃんとドレンホースから排水されていることを確認しておいた方がいいですね。
詰まっている場合は市販のドレン詰まり取り用ポンプでシュコシュコすると、水がドバっと出てきて直ります。
かかる電気代は20円~30円
普通エアコンを使うときは窓を閉めて設定温度も26度位にするんですけど、今回の方法は窓を全開にして最低温度(16度とか18度)にします。
まさにフルパワーなんですが、電気代がそれなりにかかるんじゃないの?と思いますよね。
しかし、大したことないんです。家庭用エアコンの運転能力的に1000ワットくらいですよね。それで1時間というと、1kwh(キロワットアワー)です。これは電気料金の基本単位でして、電気会社のホームぺージを見に行けば、幾らかすぐに分かります。
例えば東京電力の場合は、1kwhの料金は20円から30円くらいなんですよ。
電子機器部分に影響はないか?
臭いがしてくるということは、それなりに長く使用してきたエアコンですので、フルパワーで運転することで寿命を早めてしまうのでは?という心配がありますが、あくまでそのスペックの範囲内での運用です。
しかし、もしもマイコン部分に結露水が侵入してしまうと、故障の原因となりますね。
まえにエアコンの修理をしてもらったときに、メーカーの修理の人に聞いたのですが、洗浄スプレーでの清掃については、以下のように言ってました。
自動掃除機能の付いたエアコンの場合は、正直お勧めしない。洗浄液が自動掃除ユニットにかかると、自動掃除ユニットの故障の原因になりやすい。
なので、経年劣化によって内部の防水が劣化していたら、故障の原因になるかもしれません。
ただし、熱交換器の周囲はもともと結露することが想定されています。
- スプレーでは届かない奥の入り組んだ部分まで洗える。
- マイコン部分を水が直撃するリスクはスプレーより低い。
このように言えるでしょうね。
まとめ~風力は微風がオススメ
ということで我が家でも1時間、フルパワーで運転してみました。
あとで調べたら微風の方が効果が高いとのこと。なるほど、たしかに風で結露水が蒸発してしまったら意味ないですもんね、あはは。
たっぷり結露させて、ポタポタ落とすのが良い感じということでしょう。
ということは普段から微風で最低温度で運転して、十分に冷えたら切るという方式でやっておけば、良い感じに内部が洗浄されて清潔に保たれるのかもしれませんね。
以上、千日のブログでした。
《あとがき》
いつも熱い季節になると、この千日のブログでアクセスアップする記事がありまして、こちらです。
常時10人から30人位が閲覧してます。
それだけエアコンが壊れてるんだなぁと思いながら、できればついでに家と住宅ローンの記事も読んで欲しいなと願っている、今日このごろです。
でも、この暑い日にエアコンが壊れている時点で、そんなこと考えてられませんよね、あはは。
今週のお題「星に願いを」
2018年7月11日
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