千日のブログ 家と住宅ローンのはてな?に答える

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初めての18歳選挙権で投票に行くか行かないか?迷っている君へ

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過去から受け継いだものが現在、そして未来につながるかもしれない

どうも千日です。2016年7月10日の参院選は18歳が選挙権を行使して投票できる初めての選挙ですね。

  • 投票する?
  • 投票しない?

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選挙権とは選挙に参加する参政権です。今回の18歳は立候補はできませんが、投票する権利が与えられたんですね。

権利を行使するかしないか、それは個人の自由です。

そして、権利には責任が付き物です。

選挙権が与えられたということは、これからの社会がどうなっていくのかということについて、責任を負ったということです。

選挙権が与えられたことで、未来の社会について責任を負った。それはつまり、千日の考える『社会人』です。

そんな責任を負った覚えはないし、要らない。

そんなこと言っても、もう遅いです。決まったことですからね。それに、いつかはそれ(責任)を受け入れざるを得なくなります。だって、未来の社会で幸せに暮らすのも、不幸のどん底に落ちるのも、他でもない「自分」なんですから。

避けようが無いんです。ですから、覚悟するのは早い方がいいんです。

  • 投票するor投票しない

どちらの選択をしても、結果として形作られる未来の社会の良し悪しについて、責任を負ったというのが、現在、自分たちが居る立ち位置なんですよ。 

目次

なぜそんな責任を負わなければいけないのか?責任者は誰か?

何でそんな面倒な責任を押し付けらにゃならんの?責任者出てこい!

答えは民主主義という建前です。

民主主義とは、国家の権力をその構成員である人民が平等に持ち、人民が自分達の手で自分達の生命の安全と平等を保障する立場です。

民主主義による政治、民主政治の特色をシンプルに分かりやすく表した、アメリカ合衆国大統領リンカーンのゲティスバーグ演説はあまりにも有名ですね。

人民の、人民による、人民のための政治

(エイブラハム・リンカーン)

日本で、現代の民主主義が始まったのは第2次世界大戦の終戦後だと、千日は考えています。

つまり、責任者は終戦後に民主主義を日本に根付かせた当時の大人たちです。

 

民主主義という「常識」を疑え

日本で終戦は1945年8月15日でした。今(執筆時点の2016年)から約70年前ですね。終戦以前の日本は帝国主義です。現代の私たちが当たり前の常識として考えている民主主義は、始まってから僅か70年なんですよ。

 

何が言いたいかって?

 

日本の歴史としては、民主主義でなかった時代の方が遥かに長いということです。自分が当たり前の常識だと感じている民主主義っていうのは、ついこの間、ポッと出てきたような考え方なんです。

つまり、民主主義は当たり前の常識ではありません。

終戦後の大人たちが、あらゆる方法でニンゲンの本性を塗り隠し、当時の子供たちに教え込み、今や常識と言われるまでに作り上げた建前なんです。

何のためにそんなことをしたのかというと、誰も殺さずして、自分が殺されることのない世の中にするためです。

 

シルバー民主主義を笑うな

シルバー民主主義っていう言葉を聞いたことがありますか?

少子高齢化が進んで有権者に占める高齢者の割合が増え、高齢者層の政治への影響力が増大する現象です。

選挙に当選したい政治家は、多数派の高齢者層に配慮した政策を優先的に打ち出すことで、少数派である若年・中年層の意見が政治に反映されにくくなり、世代間の不公平につながるんです。

高齢者の人数が多いだけでなく、投票率も高いんですよね。逆に若年層の投票率は低いです。こういう傾向はシルバー民主主義に拍車をかけています。 

この、シルバー民主主義について語られる時、何となくこんなムードを感じるのはわたしだけでしょうか?

年寄りはヒマだから選挙に行けるんだよ。

 この場でハッキリ言っておきます。

高齢者はヒマだから選挙に行ってるんじゃありません。

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だいたい、そんなこと言ってるヤツこそ、大して忙しくないんですよ。マジで断言します。

現在の高齢者の投票率が高い理由は、終戦直後の大人たちの背中を見て育った、当時の子ども達だからです。

 

過去から受け継いだ現在

民主主義について、千日が「建前」などという表現を使った理由は、他でもない戦後の民主主義を作った大人たちのリアルな感覚じゃないかなと思うからです。

お国のためと、戦場に送られ、「やらなければ、ヤラレル」という極限状態を経験し、人間の業の深さを嫌というほど目にしてきた人にとっては、民主主義や平和主義こそ現実味の無い「絵に描いた餅」なんです。

終戦時には多くの軍幹部が切腹しました。当時の軍人がまだ「サムライ」だったということです。

  • 戦後の民主主義・平和主義は戦争に敗けて一夜にして出来たものではありません。
  • GHQがやってきて平和憲法をあてがったから出来たものでもありません。

当時の大人たち一人ひとりが、心から『戦争はもういやだ』と思い、能動的に民主主義と平和主義を作ったんです。

彼らにとっては、現実味の無い絵に描いた餅です。

しかし、

当時の大人は皆、戦争によって誰かしら大事な人を亡くした人達です。配偶者、子供、父母、親友、それぞれのかけがえのない人を戦争に奪われた人達が二度と同じような目にあいたくない、あわせたくないという強い意志を持っていたんです。

こんな大きな社会の変革と継続は、外から押し付けられたもので実現するものじゃありません。ちょっと考えればわかりますよね。

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今の高齢者は、そんな大人たちを見て育った、当時の子供たちなんです。

 

現在の立ち位置から未来へ

18歳の君たちに選挙権が与えられた過去にはこういうことがあったんです。

現在は過去からつながっているんです。

  • 今では当たり前となった民主主義と平和主義
  • 当たり前すぎて権利を放棄する私たち
  • シルバー民主主義の真実 

こうやって過去からのつながりに思いを馳せることで、今の自分の立ち位置を把握することで、分かることがあると思います。

  • 今回、当たり前に与えられたその一票の持つ意味
  • 現在の自分がどう振る舞うべきか

今の自分がどうするか?ということが、事実、そのまま未来に繋がっていきます。

本当に未来につながるのか?

現実に、過去からつながっている現在こそが、何よりの根拠ではないでしょうか。

以上、千日のブログでした。

《あとがき》

誰に投票していいか分からない?

まずは、選挙に行って投票するんです。

未来を生きる18歳が投票しないということは、未来への発言権を放棄したことになるからです。

『投票する』

これが、過去からつながる現在を生きる自分たちが未来のために出来ることだと、千日は考えます。

2016年7月6日

昭和47年生まれが答えますカテゴリー

 

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