会社に一人はいる逆切れキャラの人への対処法
能ある鷹は爪を隠すといいますが、とかく自分を大きく見せようとする人、それが失敗するとキレる人というのは、高いプライドに見合う能力に欠けていることが多いと思います。
韓国の航空会社の副社長が逆ギレして既に離陸した飛行機を引き返させたという事件がありました。あまり良い気分じゃないですね。
- 逆ギレして自らの会社が持つ公共性を無視した命令を下した経営者(と呼んで良いのか?)
- 自らの職務の公共性よりもサラリーマンとしての保身を優先した機長
後者をより非難する声もありますが、どちらかというと前者をあげつらう背景には、韓国社会の財閥に対する鬱憤があると言われてます。
日本では韓国のように公共機関が同族会社というケースは無いので、このような問題が表に出ることはありませんが、我が国でも小さな同族会社のプリンスやプリンセスに日々苦い思いをさせられている人は少なくないでしょう。
しょうがないです。
「誰もが生まれ落ちる場所を選べるわけじゃない」by妖怪人間ベム
しかし、逆切れする人から自分を守る必要があります。身を守るには、相手のことを良く知る必要があります。
逆ギレする人の特徴=プライドが高い
逆ギレする人の特徴や原因に付いてはいろいろな説がありますが、プライドが高い、というのが共通するようです。
プライドが高い故に自分の非を認められない。追い詰められると、相手を責めることでそこから逃れようとするのです。
対処法は?というと、まず大前提として追い詰めないという事らしいです。
簡単です。
追い詰められるから切れる、だから追い詰めなけりゃいい、という逆ギレのメカニズムから導き出された対処法です。私も今の所これ以上の方法を思い付きません。
では、自分のプライドには抗えるか?
しかし、逆ギレする人はその原因が示すように高いプライドに見合う器や能力を持ち合わせて居ないケースがほとんどです。
自分より劣る相手、明らかに間違っている相手に対してなぜ自分が折れなければならないのか?というプライド
自分自身のプライドが最後に立ちはだかります。ここから先は相手との戦いではなく、自分との戦いです。
大韓航空のサービス責任者はナッツの提供方法の正誤に関して自らのプライドに抗えなかったのでしょう。
この対応によって韓国社会の歪みに一石を投じたのですから、社会にとってはプラスなんですが、彼女(彼)自身を守るという観点からは完全に失敗した訳です。
プライド(自尊心)との付き合い方と育て方
ここからは敢えて、プライドという言葉から自尊心という言葉に切り替えたいと思います。
自分の背丈より少し高い自尊心を持つことは成長のために必要なものだと思います。
自尊心は周囲との関係によって成り立ちますが、私はこの自尊心は二つに分類出来ると思います。
- 他人との比較(あいつより上だ)
- 自分自身への承認(俺はよくやってる)
自尊心が前者に偏っているのがナッツ姫とサービス責任者です。
自分自身がよく逆ギレしてしまう。逆ギレする能力の無い上司がどうしても許せない。という方は、後者の自尊心を育てることが平和的な解決法じゃないでしょうか?
槇原敬之氏の作詞作曲の楽曲『世界に一つだけの花』はあまりにも有名ですが私はその歌詞について「何を綺麗ごとを」と思うタイプの人間です。(妻は大好きですが)
しかし、この楽曲が多くの人の共感を得て受け入れられている背景には、この考え方が多くの人の幸福につながったという実体験に基づく共感を得たからだと思います。
これを綺麗ごととしか思えない私は、前者に偏っているのでしょう。しかし…
逆ギレする人がキレている内容は、大概は取るに足らないことである事が多いのです。
根本的な解決にはならんぞ?そんな会社(職場)こっちから願い下げだ現実には誰もがそんな選択を出来る訳じゃないよ
確かにもっともです。
しかし、件のサービス責任者もたかがナッツの出し方に楯突いた位の事でここまでの騒ぎになるとは思ってもみなかったでしょうね。
以上、千日のブログでした。
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