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ブロックチェーンと仮想通貨の仕組みをカンタン解説~ビットコインは実市場を利用したデモンストレーション

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ブロックチェーンとは何か?を理解している人ほど仮想通貨を買わない理由が分かったのでシェア

どうも千日です。ブロックチェーンとは、ビットコインをはじめとする仮想(暗号)通貨の基礎となる技術です。直訳すると「連続した取引記録の束」となりますが、その技術を定義すると…

ビザンチン障害を含む不特定多数のノードを用い、時間の経過とともにその時点の合意が覆る確率が0へ収束するプロトコル、またはその実装をブロックチェーンと呼ぶ。

日本ブロックチェーン協会HPより

なんだ、これは、呪文か?

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この呪文を理解できる人は、ごくごく一握りの人達です。今日の私のブログは理系の頭でこれを理解することを目的としていません。

文系の頭で「この技術によって何を実現しようとしているのか?」を理解し、ビットコインをはじめとする仮想通貨(暗号通貨)とどう向き合っていけば良いのかを解説することを目的としています。

賢い人は文系の頭でこのブロックチェーンを理解し、大きな期待を寄せています。

でも、買ってない。

まだ仮想通貨はセキュリティがしっかりしていなくて危ないから?

確かに最近のニュースで、仮想通貨取引所大手のコインチェック㈱から不正アクセスにより時価約580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出しましたよね。

でも、そういうことではありません。

そもそも、仮想通貨(暗号通貨)の流通自体が、ブロックチェーンという帳簿のイノベーションのデモンストレーションに過ぎないからです。 

ブロックチェーンの一番簡単な解説

まずブロックチェーンとは何か?でつまづくひとがほとんどです。インターネットで分かりやすく書かれたコンテンツは、仮想通貨の取引を勧めることが最終目的になっているからです。

私と同じブログサービスでブログを公開されているid:b204638が仮想通貨以外での活用分野について書いてくれた記事がありまして…

それで遅ればせながら、やっと私もブロックチェーンが何たるかを理解した次第です。ありがとうございます。

ブロックチェーンとは「帳簿」の革新技術だった

驚いたことに、ブロックチェーンの本体は貨幣ではなく帳簿の技術だったんですよ!ほかのひとは仮想通貨取引をさせるためにスグにお金の話をはじめちゃうんですけど、そうじゃないんです。

帳簿とは何か?取引を記録するノートです。

取引とは何か?分かりやすいのがお金の出入りですけど、それだけじゃなく経済的な利益の獲得や損失の発生もありますし、相手方との間で権利を獲得したり、義務を負ったりするような事象も広く取引に含まれます。

そうした経済的な増減をもたらす出来事を記録するのが帳簿というものです。

銀行の帳簿管理のイノベーションとしてのブロックチェーン

主に通貨を対象として取引をする代表的な業態は銀行業です。「金融仲介」「信用創造」「決済機能」の3つを総称して銀行業の3大機能といいますが、この決済機能を突き詰めると『帳簿の管理』というサービスの提供です。

銀行では、メインコンピューターに預金者の全ての口座の全ての取引記録が格納されています。そこから個々の入出金記録などをアウトプットし、それぞれの通帳に記録しているだけなんです。

AさんがBさんに100万円送金したら、Aさんの口座を100万円減らして、Bさんの口座を100万円増やすということをやってるだけです。

基本的にはこういうノートです。それが電子化されているだけなんですよ。

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銀行はメインコンピューターのデータを破壊されたり、不正に書き換えられてしまうとオシマイなので、多額のコストをかけて外部からの攻撃に備えているんです。

ブロックチェーンとは以下の2つの技術革新によってコストをかけず帳簿を運用することが出来る仕組みなんですよ。

  1. 帳簿の分散機能とネットワークでの相互監視機能
  2. 長いチェーンと暗号による改ざん防止機能

P2Pによる帳簿の分散機能と相互監視機能

ブロックチェーンは帳簿を分散し、偽造された記録と真正な記録を見分ける仕組みも備えているので、データを守るためのコストが必要ありません。

この帳簿の分散を実現する仕組みが、P2Pです。これは「Peer to Peer」という言葉の略語です。

簡単に言えば、ネット上の1台1台のパソコンが皆で同じ情報を共有しているという形態です。

つまり、メインのサーバというものは存在せず、世界中にある数多くの端末に、同じ記録がコピーされて、同期を取りながらすべての情報を共有しているのです。

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会社の帳簿に例えると、誰かがお金を盗んで会社の出納帳簿を改ざんしたが、社長から職員まで、全員が同じ出納帳のコピーを持っていて、全員が今のお金の管理状況を知っているというようなものです。

一つだけ書き換えられても、翌日には誰かが書き換えたことが発覚しますよね。

ブロックチェーンでは、特定の誰かが情報を管理するのではなく、コンピューターのネットワークを通じて、過去の取引情報全てが書かれた帳簿を全ての参加者が持っている、というイメージです。

長いチェーンとハッシュ暗号による改ざん防止機能

その名前の通り、ブロックチェーンは取引記録を詰め込んだ「ブロック」が鎖のように連なっていくデータ構造を持っています。

一定の取引データをまとめた「ブロック」をコンピューター技術で「チェーン」状につなげているのです。

そして、そのブロックごとに「ハッシュ」という復元不可能、改ざんにより崩れる暗号技術で暗号化されています。

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時間の経過とともにチェーンは延びていきます。途中で改ざんしようとしても、ブロックをまとめてチェーンをつなげる作業には大量の計算を必要とします。

悪意ある一部の人だけでつくるブロックチェーンを本物より長くすることはできないのです。

そして、「最も長いブロックチェーンを正当なブロックチェーンとする」というルールによって不正なデータは自動的に排除されれるようになっています。

気合でオリジナルより長いブロックチェーンを偽造することも理論上は不可能ではありませんが、偽造によって得られるお金以上のお金を費やさなければできない(それでも失敗するかもしれない)という壁があります。

これが改ざんを事前に防止する仕組みになっているのです。 

ブロックチェーンの実用性をアピールするデモンストレーション

つまりブロックチェーンという「革新的な帳簿」を使えば、いままでのようにセキュリティや保守に莫大なコストをかけなくても…

安価に、

安全に、

現金の送金や代金の決済ができるよ!

というのがブロックチェーンなのですよ。むはは。

でもね、にわかにその方法でやれるのか?安心できませんよね。だってお金は命の次くらいに大事ですよ。

なので、実際にそれが出来るということを、やって見せたのが「仮想通貨」というものなんです。

つまりブロックチェーンという革新的な帳簿が実際に機能するということを現実の社会、金融市場でやって見せたんです

実験的なものですから、リアルな通貨ではできないので、仮想の通貨で実際にやって見せたということです。

ブロックチェーンで通貨も再現できる!というデモンストレーション

これまでのお金=通貨というのは国の後ろ盾があって初めて成立するものでした。

円やドルなどのいわゆる法定通貨の価値を担保しているのは、国が発行しているという裏付けに加えて、今手にしているこのお札が明日もあさっても間違いなくお金として受け取ってもらえる、という確信です。

ビットコインをはじめとする仮想通貨はというと、通貨の「実物」がどこかに存在するわけではなく、国の代わりにシステム自体でその信頼性を担保しているという発想です。

つまり、再度かきましょう。

  1. 帳簿の分散機能とネットワークでの相互監視機能
  2. 長いチェーンと暗号による改ざん防止機能

この二つがあれば、国が担保していなくても「通貨」として流通しうるのか?ということを現実の社会を舞台にやって見せたということなんですね。

また、同時に、現在これだけビットコインが世界中で流通している、という漠然とした事実そのものも信頼性となっている、ということになります。

デモンストレーションとして成功した=ビットコインの価値じゃない!?

ブロックチェーンという仕組みがちゃんと機能するのか?ということは、ビットコインをはじめとする仮想通貨が今、こうして流通していることで十分な証明になっているんですよ。

すごいよね!ブロックチェーン!

これには、同意です。単なる新しい決済機能としてだけでなく、もっと活用の場があると思います。いろんな可能性が模索されているみたいですよ。

  • カーシェアリングなどのシェアリングエコノミーの基幹システム
  • 食品のトレーサビリティや不動産などIoTへの応用
  • マイナンバーなどの政府システムへの応用

だって仮想のお金まで副産物として運用できてしまうシロモノなんですから、ITを使って人とモノ、モノと価値を結ぶようなサービス全般に利用できることは間違いないです。

これはブロックチェーンのポテンシャルであって、デモンストレーションとしてやって見せたビットコインのポテンシャルではありませんよ。

言ってみれば、新しい帳簿システムを売り込むプレゼンに使った「こども銀行券」が独り歩きして高値で売り買いされているようなもんです。

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コインチェック社の不正流出事件と仮想通貨(暗号通貨)の安全性

仮想通貨取引所大手のコインチェック㈱から不正アクセスにより時価約580億円相当の仮想通貨「NEM(ネム)」が流出しました。

そんなにカンタンに流出してしまうものなのか?

そんな不安から仮想通貨の価格が大暴落しましたよね。これによってブロックチェーンそのものの安全性に疑問を持ったのだとしたら、それは誤解です。

仮想通貨(暗号通貨)は、2016年の新通貨決済法で通貨として規定されました。

円やドルなどの既存の通貨以外で、既存の通貨と同じように誰でも、誰とでも電子情報処理組織(仮想通貨取引所)を通じて使用することができ、かつ、購入及び売却、交換を行うことができるものです。

仮想通貨取引所では、外部からの不正アクセスを防ぐため、外部ネットワークから遮断して管理するのが通例で「安全性を高めるためオフラインで保管する」ことが基本です。

仮想通貨といえども、それはれっきとした通貨であり、取引所には通常の会社よりも高いレベルのセキュリティが求められるのです

コインチェック社がNEMを盗まれたのは、ブロックチェーンの問題ではない

仮想通貨取引所に限らず、IT化が進んだ現在では会社にはITセキュリティについて一定レベル以上の水準が求められます。

今回の不正流出の原因となったのは、何者かが外部ネットワークから侵入して不正に引き出したということで、アクセス管理の問題です。

一般的な企業に求められる管理レベルは会社内部であっても権限外はバツ。

コインチェックは会社外部、それも全世界に開かれたインターネットを通して不正アクセスを受けたということですから、特定も難しいです。

そんな環境下に時価580億円もの仮想通貨を保管していた、ということです。

誰でもとれる場所にむき出しで放置しているのと同じだった

例えるなら、祭りの夜店の手提げ金庫に580億入れて放置していたようなものです。夜店なら店番する人が常にそこに居ますし、ばら銭くらいしか入っていませんから、それを取って逃げるなんてわりに合いませんよね。

  • しかし、その金庫に580億入っていることが分かったら?
  • 店番が、そこから離れてしばらく返ってこない状態なら?
  • 周囲の人はそこにお金があることすら知らない状態なら?

盗ってくれと言わんばかりの状態で保管されていたのが、今回のNEMだったわけです。

つまり、これが円であっても同じことだったんですよ。仮想通貨だったから盗まれたのではなく、誰でも盗れる場所に置いていたから盗まれたというのが実態なのです 。

詳しくはこちらをどうぞ。

まとめ~仮想通貨そのものに価値がないから買わない

コインチェックの和田社長は仮想通貨について、会社のホームページで以下のように語っています。

その新たな価値は、世界中の人々をもっと豊かに、もっと幸せにするものであると信じています。 私たちは、そんな新たな価値を「お金」の世界に提供します。

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確かにブロックチェーンにはそうした価値があると思います。

しかし、仮想通貨は、あくまでブロックチェーンのデモンストレーションに過ぎない。

これが、現時点における、ブロックチェーンと仮想通貨(暗号通貨)に対する私の見方です。

仮想通貨の基礎となるブロックチェーンの技術が今後様々な分野で活用されるという期待というのと、今流通している仮想通貨のポテンシャルというのとは別モノじゃないですかね。

それが分かっている人は、買わないんです。

わたし変なこと言ってます?

以上、千日のブログでした。

《あとがき》

コインチャックの不祥事以降、仮想通貨のCMがかなり減ってホッとしてます。良いことです。

過去には出川哲郎氏のCMがヘビロテで、たまらず下記の記事を公開したほどでした。

仮想通貨は、投資ではなくギャンブルです。初期に購入して、うまく売り抜けた人は億単位の利益を上げました。私の知る限り、またそれを仮想通貨に突っ込んでいるようです。

負けて賭けるカネが無くなるまで、止められないのがギャンブルの特徴です。

2018年3月25日

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