ブチャラティの名セリフより
どうも千日です。
大人になって読むジョジョの奇妙な冒険第5部の名場面、名言の魅力についてです。題して大人のジョジョシリーズ。
ジョジョシリーズには名セリフが随所に散りばめられてます。作者の荒木飛呂彦氏は自分のメッセージを良く作品に込めて来るんです。
ヴェネツィアのサン•ジョルジョ•マジョーレ島でブチャラティが言うセリフです。
オレは「正しい」と思ったからやったんだ
後悔はない…こんな世界とはいえ オレは自分の『信じられる道』を歩いていたい!
このセリフはボスを裏切った理由を部下達に説明し、彼らに対して義理でついて来る必要は無いと釘を刺したあと『だがひとつだけ偉そうな事を言わせてもらう』という前置きの後で語られます。
これから言うぜっていう合図ですよね
少年が大人になる過程で少年マンガから離れる理由
少年マンガの基本は勧善懲悪です。少年にとっての世界は単純でしたが、大人になってくるとそんなに単純ではないことが分かってきます。
自分の世界にはマンガに出てくるような完全な悪は無いし、完全な善も無い。また自分の中にある悪にも気付きます。
自分の探している答えは無い
大人になっても仕事の中でモヤッとすることはたまにあります
これをすることが、良いことか悪いことかどちらとも言えないことってあります。しかしどちらとも言えないなんて思う時点で多分それは良くないことなんです。
こういう積み重ねは意外と人間を腐らせます。言葉を変えると丸くなったとも言います。成熟したとも言います。
そんな私にはくるセリフです
『納得できないことはやりません』とは全然違う
こういう人はたまに居ますが、それとは全く異質のものです。こういう人は『自分はやらないけど他人がやるのはあえて止めない』と言ってるんです。
これはズルいですね大人の世界の悪い人です。しかも本人に自覚がない。こういう大人になってはダメです。
いつか実際に言ってみたい名セリフです
しかし、このセリフを言うには覚悟が必要です。大人になるとこれと引き換えに必要な覚悟の質が理解できます。
40男でも憧れるセリフですね。40男だからこそかもしれません。なかなか言えないんですよね、これが。
そのセリフが発せられたヴェネツィアのサン•ジョルジョ•マジョーレ島
以上、千日のブログでした。
大人のジョジョシリーズ
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