公認会計士として実在する人物です(笑)
どうも千日です。家を買うときに「お金で損したくない人」が読む本が出版となり、POPを持って書店をヒョッコリうろうろしている千日太郎です。
こんなPOPです。
ということは、ですよ。
本当に実在する公認会計士なの?と思うわけですよね。おそらくネットでググるでしょう。でも、出てこない(昨日までは)。
あ、でも同性同名の人が居るんですよ。フェイスブックとかやってるみたいです。
ああ、これが千日か。
いえいえ、ちがいますって。
ということで、ちゃんと会計事務所のホームページを作ることにして、昨日から今日にかけて、突貫工事で作りました。
会計士の仕事って?
大きな会社の経理部なんかに居ないと、あんまり馴染みの無い世界だと思います。
もっぱらやる仕事は財務諸表の監査です。
監査とは財務諸表を利用する不特定多数の利害関係者(株主、経営者、取引先、従業員)がその経済的な意思決定を誤らせないようにするために、適正な財務諸表であることを証明する公認会計士の業務です。
昔はわりと、会計士っぽいことを書いていた
資格とかをカミングアウトしたのは、本当に最近のことですが、昔書いてた記事では結構、会計士っぽいことを書いてました。
主に、経済事件とか、大企業の不祥事とか、大きな横領とか…
ニュースを見て思ったことをつらつら書いてたんですよ。
毎日更新していましたからね。
なので、今日は私が会計士なんだということが分かりやすい記事をご紹介しましょう
コインチェックの不正流出で金融庁の審査を批判した記事
まずは、一番最近の記事からです。
前半では、一般的な企業のITセキュリティの要求水準について書いています。割とサラッと書いてますけど、いわゆるIT監査の分野の話ですね。
後半では、事件の深層として二つの視点を書きました。
- 外部環境
- 内部環境
外部環境と内部環境に分けて考える
こういう切り口の取り方というのは、会計士に特有のものです。
そして、外部環境については、金融庁の審査の問題点を指摘しました。会計士も金融庁から審査を受けていますし、会計士自身も「監査」という類似の業務をやっています。
金融庁は公権力ですから、会計士よりもコワイです。その金融庁が「なんだか緩い仕事をしているな…」と感じるのは会計士ならではの感覚です。
後から色んなニュースサイトが金融庁の審査の問題点や「みなし事業者」の問題点を記事にし始めました。
内部環境については、企業風土について書いています。会計士の仕事がら、管理について指導する局面が多いのですが、そのときに立ちはだかるのが、この企業風土です。
うんうんと頷いて読んでもらえるんじゃないかと思います。
昔書いた記事のリメイク
実は今回作った会計事務所のサイトは、昔書いていた、会計士チックな記事だけを集めたものなんですよね。
一つ抜粋しましょう。
粉飾決算が無くならない理由として、
- ①経営者のモラルが低い、
- ②監査法人の怠慢だ、
- ③制度に問題がある、
など色んな人が色んなことを言ってます。
でも私の考えはちょっと違うんです。
皆が価値を無視して数字を見ているからだと思っています。
当たり前ですが、企業の価値は貨幣単位の数字で表現されるんです。
本当に大事なのは価値なんですけど、それは目に見えないので数字を見ます。
創業者はゼロから1を創り出す稀有な人物です。価値を『観ている』からそれが出来るのだと思っています。
しかし、今や大企業に創業者はいません。
大抵のトップは創業者のカバン持ちの、そのまたカバン持ちです。
『数字を上げる』=実績という世界で特に優秀な人達なんです。
このような人達の数字に対する執着はしばしば実態としての価値よりも優先されるんです(数字が良ければ良い、価値が無くても数字を上げるノウハウ)。
粉飾決算の本質はそのような我々のクセにあるんです。
結構、これって大企業の経営者だけじゃなく、わたし達みんなに言えることなんじゃないかと思うんですよね。
まとめ
書店をまわるときには、会計士としてではなく、ただの「千日太郎」として人に会っています。
これってすごく気持ちがラクなんですよね。
不思議と。
それはなぜかというと、正味の自分の価値だけで勝負しているという実感があるからなのだと思います。
話をして、薄い反応でも「まあ、もともとその程度の人間だからな」と思えますし、逆に喜んでもらえたら、すっげー嬉しいです。
いいもんですよ。
以上、千日のブログでした。
《あとがき》
なんとかギリギリ更新できたかと思ったのですが、0時0分5秒というタイムでの更新になってしまいました、あはは。
しょうがないですね。
2018年2月3日
書籍の話が来たときのこと
本の内容を著者千日が解説
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