インターネットとカネの切っても切れない関係について
カネのためにブログを書いてて虚しくならない?に反論してみる
- ブロガーとはインターネット上に日記を公開する人
- アフィリエイターとはインターネット上に企業の広告を紹介するサイトを公開する人
では、おまえはカネのためにブログを書いているのか?
貨幣の本質は運動です
山に住む人は海のものが欲しい。海辺に住む人は山のものが欲しい。
自分のサイトや記事へのアクセスも価値の運動です
インターネットのアクセスはこの貨幣の運動にとてもよく似ているのです。
- 多くの人がアクセスするサイト
- 多くの人にシェアされる記事
そんなサイトや記事には価値があります。
自分のブログや自分の書いた記事に対するアクセスが多いということは、すなわち、自分が価値を創造したということに相違ないですよね。
- 記事の価値は眼に見えません。
- 自分の価値は眼に見えません。
- サイトの価値はアクセス数という数字によって可視化されます。
つまり、私たちは貨幣の運動が気持ちいいと思うように、貨幣の運動にテンションが上がるようにブログのアクセス増加が気持ちよく、テンションが上がるのです。
再度この質問を自分に投げかけてみます。
では、お前はカネのためにブログを書いているのか?
- YES=アクセスという貨幣的な運動が気持ちいい。
- NO=価値の伴わないアクセスはいらない。
YESの意味
アクセスが集まるということは、やはり価値のある記事が書けたということですよね。 ためになるとか、耳より情報とかそういうことじゃなくても、面白いとか、ほっこりするとか、勇気を与えるとかでもいいんです。
スマホやPCがあれば誰でも価値を創造できる。しかし、多くのアクセスを集めるにはそれに見合った価値が無いとアクセスは集まりません。
アクセスが増えるのは嬉しいんです。
NOの落とし穴
困ったことに、価値が無くアクセスだけが増えても嬉しいんです。一度バズを経験すると、また欲しくなります。
そして、頑張っていい記事を書こう!と思っているうちはいいんですけど……
ダークサイドに落ちる人もいます。
- バズる記事を書くにはどうしたらいいか?
- 多くの人に拡散してもらうのにどうしたらいいか?
こればっかりになっちゃう。
すると、記事を書くモチベーションが下がっていくんですよね。そりゃそうです。価値を生んでいないアクセスに虚しさを感じるんです。記事が書けなくなってくる。行き詰まり症候群です。
ギャンブラーで小説家の阿佐田哲也の名言です。
麻雀を点棒のやりとりだとしか思えない人は永遠に弱者である。麻雀は運のやりとりなのだ。点棒の流通は誰にも見える。が、運の流通は見えにくい。だから多くの人が無視する。
このダークサイドは、いい記事を書くブロガーを狙ってやってきます。いい記事を書く人はそれだけアクセスが増えるという経験をするからなんです。
カネのためにブログを書いていいが、アプローチが大事
たまに、ブログを読んでいてこういう言葉を目にします。
私はカネのために書いてませんが、今月はアクセスが増えて嬉しい!
千日が読んだブログの言葉ですから、これを書いている人はブログをインターネットに公開しているわけです。
ここまで読んだ方には、この短い言葉に矛盾が含まれているのが良く分かりますよね。
私はカネのために書いてませんが、今月はブログ収入が増えて嬉しい!
だいたいこれに近いことを言ってるんです。ブログをインターネットに公開するということは、常に貨幣的な運動に晒されているんです。
さらに、広告を貼れば現実にカネが入ってきます。カネのために書いててもいいんですよ。これは人間の欲望=本能=性みたいなもんです。
でもね。
北野武氏は『たけしさんにとってカッコイイ男って?』と問われて
欲望に対してストレートじゃないヤツ
と答えています。
これにはすごく同意します。
千日も、自分の欲望に対しては、できるだけ遠回りにアプローチしたいと思います。
以上、千日のブログでした。
《あとがき》
こういうブログ関連の記事はアドセンスクリック率が最低なんですよね。
しかも、大して読まれませんし、聞く耳をもってもらえません。
しかし、何人かでもこの記事によってダークサイドに落ちずに踏みとどまってくれれば、面白い記事がインターネットに増えて、ブログ業界がにぎわい、ブログを読む人が増え、ついでに千日のブログも読んでくれる可能性が増えるはず……!
かなり遠回りなアプローチだと思いませんか?
2016年8月2日
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