『勝ち組』を目指す『負け組』思考の落とし穴
どうも千日です。社会が定めた成功の基準に則って成功を納めたにもかかわらず、不幸で哀れな人になってはいけません。つまり負け組です。
自分の人生に大きな幸せを感じ、前向きに生きていきたいです。物質的な成功が手に入らなくとも、それは勝ち組です。
では本題です。
仕事には『美味しい仕事』と『美味しくない仕事』があります
- 美味しい仕事はその成果がみんなにプラスの価値として現れる仕事です
- 美味しくない仕事はもしやらなければ発生するマイナスを防止する仕事です
前者は世間や会社の花形の仕事です。大きな括りでは学生の人気企業ランキングの上位に名を連ねるような会社の仕事です。
後者はその逆ですね。他人の尻ぬぐいのような仕事、『ドブ掃除』という言葉に象徴されます。また『便所掃除』などと言ったりもします。やって当たり前、出来てなければ非難される仕事です。
これらは『勝ち組』『負け組』という言葉とセットで語られることが多いです。勝ち組が美味しい仕事を独占し、負け組は美味しくない仕事を余儀なくされる。
そんなことは身をもって知ってるよ。
なんて声が聞こえてきそうです。よろしければ、もう少しお付き合いください。
花形企業に入っても『美味しくない仕事』はあります。その属する集団の中では『負け組』であり、それが周囲と自己の評価となります。
花形企業の勝ち組もまた、戦艦武蔵を発見したポールアレン氏から見たら湯船の屁のあぶく位の存在でしょうね。
これにはキリがないんです。
そこで『良い仕事』『悪い仕事』という尺度を提案します
- 良い仕事は皆の満足の為の仕事です。自分(達)のみならず皆の効用を高めます。
- 悪い仕事は自分(達)の満足の為の仕事です。皆の効用を高めることは志向されません。(仕事そのものが犯罪である場合は除外します)
この尺度では『美味しい仕事』も『美味しくない仕事』も『良い仕事』です。賢明な読者様ならお気づきかと思います。仕事単独で考えたら『悪い仕事』など世の中には存在しない。
仕事をする人間側の志向の問題
美味しい仕事の中には多くの悪い仕事が潜んでいます。本人はなかなか気付けません。なぜなら自分(達)の満足があるんですから。加えて、短期的には寧ろ評価されたりもします。
しかし、それは『仕事の為の仕事』であったり『社会を欺いて価値を水増しする行為』であったりするので、最終的には周囲(社会)から『NO』を突き付けられます。
その時にはもう手遅れである事が多いです。
美味しくない仕事にはむしろ悪い仕事が入り込みにくいです。だって辛くて自分(達)の満足の為に、という動機ではやりにくいですからね。
しかし良い仕事なんです、それはまぎれも無く。
私の好きなCMのコピーに『世界は誰かの仕事で出来ている』というのがあります。良い仕事をしている人は『それは俺(わたし)だよ』と言う資格を得ることでしょう。
仕事に誇りを持つことが出来ているからです。
その資格、欲しくないですか?
まとめ
勝ち組だとか負け組だとかいうことに拘らず、
自分の仕事を愛し、
仕事に誇りを持ち、
日々の生活を楽しんでいる人こそ本当の"人生の勝ち組"と言えるんだと思いますよ。
以上、千日のブログでした。
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