大学時代の体育会空手部のシゴキ
どうも千日です。大学生の時、体育会の空手部部員でした。 マリンアクアリウムというような軟弱箱庭趣味との程良いギャップでしょ。
大学の新入生は、入学するとサークルやクラブから猛烈な勧誘を受けます。
しかし当時は格闘技などは全く流行っておらず、薔薇色の学生生活を夢見ていた格闘技未経験の私が何を考えて空手部に入ったかは、字数の関係上また別の機会にネタにしたいと思います。
空手部に入る学生のタイプは大きく二つに分かれます。
- いかにもな餓鬼大将タイプ
- 自分を変えたい青瓢箪タイプ
先輩から注がれたアルコールはイッキ飲みする
夏合宿
寒稽古
終稽古
手押し車というのは二人で一組になり、一人がもう一人の両脚を両脇に抱え、その状態で脚を持たれた方が手だけで前に歩くもので二人とも腕の鍛錬になるメニューです。手押し車を押すような形になることが名前の由来です。
拳を硬い外の階段に着けてやります。また階段に小石なんかも有りますが、既にヘトヘトで小石を避けて拳を着けるような余裕はありません。
みるみる拳は傷だらけになります。このトレーニングのコツは持つ役の人が前に押すと車役が楽になるのです。
しかし私が組んだのは一際体力の無い学生だったので、車役が人を引っ張るような状態でした。小石で傷付いた拳で彼を引っ張って階段を上がるのです。私は泣きたくなりましたが、彼は既に泣いてました(笑)。
『押せよ!⚪︎⚪︎すぞ!』などとかなり強い言葉を彼に掛けたのを憶えてます。
最後のメニューは横一列に並び、突きを1000本やる千本突きです。それがおわると四年生から一発ずつ腹に正拳突きを受けます。とても軽い突きでした。『押忍!ありがとうございました!』と言って終わりです。
軽い突きだったこと、終わったことが本当に嬉しかったですね
練習後、傷付いた拳のまま風呂に入って高熱を出し危うく破傷風になりかけました。本当に当時の私が何を考えてたかよくわかりません。
そして私も4年生になり、終稽古を指揮しました
拳の手押し車はさすがに板の間の道場にしました。
一通りキツイメニューをやって千本突きのメニューを終えました。最後、一列に並んだ下級生の腹に正拳突きです。
軽くスナップを付けて彼の道着だけを突いて音だけを鳴らすつもりでしたが、良いパンチが入ってしまいました。
彼は真後ろに吹っ飛びました。幸い彼は下級生の中でも屈強な身体を持っており、少し蹲りましたが大事には至りませんでした。
私は困りました。最後の正拳突きは代々軽い突きなんです。体力を使い果たした下級生にさらに追い打ちをかけるようなことはしないという、暗黙の決まりみたいなものです。
少し思案した後、私はその後の下級生全員に同じ位の力加減で腹を突きました。
後で同期には『お前があんなに強くやるから自分は全然できなかった』と恨み言を言われ、下級生からは『鬼だと思いました』といじられました。
しかし
少し当たりどころやタイミングが悪かったら今頃…
以上、千日のブログでした。
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