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自分にはこの家が買えるのか?買えないのか?の答え

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買いたい家の値段は年収の10倍以上→どうする?

どうも千日です。今買いたい家があります。年収の10倍以上の値段です。頭金はそれほどありません。では、どうしたらいいか?

千日の住宅ローン無料相談ドットコム | 千日のブログの著者千日太郎が住宅ローンの疑問、悩みに第三者の立場からズバリ答えます。週刊ダイヤモンド社ザイオンライン他多数メディアで執筆の傍ら無料で一般の方の相談に答え、その質問と回答をサイトで公開しています。を始めてからよく受ける相談です。

ペアローンや夫婦の収入合算にすれば買えるかもしれません。しかし私はお勧めしていません。全額について夫婦がお互いに連帯保証人になり、一人一人が単独で背負い切れない借金を二人で負うことになるからです。

じゃあ、『自分には過ぎた夢だった』と諦める?

そういう2択を迫られている人が多いです。

ペアローン(連帯保証)の落とし穴

まえに一度このペアローンについて金融機関の融資担当の人と話したことがあります。

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「…しかしペアローンや収入合算は連帯債務ですよね、なんで夫婦の連帯保証が必要なんですかネ?」

「ええ、収入合算やペアローンの場合は必ずご夫婦で連帯保証して頂くことになっています。」

「………」

まるでオウム返し、全く答えになってませんがそれで十分なんです。にこやかに千日の質問に答えていた彼女の貌から、スッと表情が消えて能面のようになりました。

つまり、こういう事なんです。

自分としては合理的に説明する事は出来ないけれども、組織の決め事だとしか答えられない。不要だという事を論理的に説得された所で変えることは出来ない。そのことを自分の口から外部の者に話すことは出来ない。

なので、これ以上何を聞かれても何も答えない。

中の人ですら明らかにアンフェアーだと思ってるようなグレーな取引なのです。彼らも道義的には間違っていると思っているのでしょう。

ウチも商売だから、止めはしないけどね…

しかし組織には逆らえないので、そのようなアンフェアな取引に自ら乗る人を見下す事で、何とかバランスを保っているのかもしれません。

これを利用する人が居なくなれば無くなるので、千日のブログでは抵抗活動をしているのですが、おそらく無くならないのでしょう。

今日はそれがなぜ無くならないのか?という話です。私たちが買える家の値段には限界があります。しかし、そうではないという根強い信仰があるんですよ。

私たちには、ほとんど無限の可能性がある。なのに自分で上限を決めてしまったら、そこまでだ。

なかなか正面から否定することは難しいですよね。

しかし、それが多くの人をアンフェアな取引に駆り立ててしまっているのかも知れません。

 

我々にはほとんど無限の可能性があるが…

銀行から幾らまで借りられるか?銀行の審査の仕組みは、現時点の収入と定年退職までの年数から計算します。あくまで現時点の、です。なので今後その人の収入がどの位上がって行くのか?なんていうことは範疇に入っていないんですね。

だから、そこはリスクを取って高い家を買うのだ。銀行なんかに自分の限界を決められてなるものか。

確かに、自分の限界はここまで、というのを決めるのは、良くも悪くも他でもない自分自身だと思います。私たちにはほとんど無限の可能性があります。限界の線引きを自ら引いてしまう人の人生はホントに面白くないんだろうなと思いますね。

可能性はそれほど無限ではない

しかし、自分の可能性はほとんど無限であると同時に可能性はさほど無限ではありません。可能性は育てなければ、無限のポテンシャルを発揮する前に挫折してしまうものなんです。

自分の可能性を最大化するには、自分の可能性には限界があることを知っておく必要があります。自分の限界を超えるには、同時に自分の可能性には限界があることを知らなくては出来ません。

頑張ればその分だけ疲れます。無理して先払いしたエネルギーは、必ず後で帳尻を合わせるために回収されるのです。

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愛情だって同じです。相手が自分のことをどれほど愛しているかを知ろうとして、愛情を「試す」ひとがいます。傷つけたり裏切ったり様々な試練を与えてそれを生き延びたらそれこそが本当の愛だ、というのが彼らの言い分です。

しかし、愛は試すものではありません。育てるものです。

自分の可能性を殺すのは他でもないその可能性にあまりに多くの期待を寄せすぎる自分自身なんですよ。夫婦間の愛情もまた同様です。

 

何のために家を買うのか?

家とは何でしょう?千日は家にはハード面とソフト面の2つの面があって我々は同時にそれを所有しているのだと考えています。

  • ハード面:不動産として土地に定着した家屋
  • ソフト面:元は他人だった者同士が共同して次の世代を育む生活共同体としての家族

家を買う人ってほとんどの場合、そもそも既にソフト面の家を持っています。何でハードの家を買うのか?『家族のため』とか色々言いますけど、ホントのところは自分のため、自分が欲しいからです。

それで良いじゃないですか、それが本当の動機です。私もわたしが欲しいから家を買いました。妻が新築じゃないとイヤだと言うので新築マンションにしました。

その家を得るために払う代償は?

ただ、大事なことはハード面の家を手に入れる代償として、ソフト面の家族を危険に晒さないようにする事です。ハード面の家が欲しいのは自分が欲しいからだとしても、それは自分を含む家族の存在無くしては意味の無いものだからです。

わたしが家を買ったときには、一時的に貯金がゼロとなりました。そこから貯金が貯まるまでに、何らかのアクシデントで収入が途絶えたら即アウトでしたね。

今こうしてこの家に住んでいられるのは、運が良かっただけのことです。

 

答えを急がないという答え

現時点の収入と定年までの残りの年数で買える家の値段を計算する事は、けして自分の可能性に限界を設定する事じゃありませんよ。

自分の『わたしが欲しい』という欲望を『家族のため』にすり替えて、家族の一人に連帯保証というリスクを負わせることは、家族を育み、自分や家族の可能性を育てることには繋がりません。

これからの自分の可能性を最大化するために、どう自分を育てて行けば良いかを冷静に見定め、無理の無いプランを立てるのです。

まわり道のように見えるかもしれませんが、それが自分の可能性を最大化する戦略です。低い山なら一気に駆け上がれますが、高い山でそれをやると命を落とすのと同じです。

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今、目の前にいる家族は当たり前にあるものじゃ無い、これからも愛し育んで行かなければ自分の手の隙間からこぼれていってしまうものです。

それはこれからの自分の可能性も、同じだと思いますよ。

 

以上、千日のブログでした。

 《あとがき》

ちょっと偉そうなことを書きましたけど、無計画であったわたし自身への戒めでもあります。

今の若い人達って、私が若いころとは違ってとても賢い人が多いなと思ってます。

しかし総じて「答えを急ぎ過ぎる」という傾向は見て取れます。賢い人ほど「私には出来るのか出来ないのか、要するにどっちなんですか?」てな感じの2択を迫ってくるんです。

でもね、そういう2択にしてしまうことが、結局は可能性の芽を摘んでしまっているということは無いでしょうか。

それと、連帯保証ってそんなにヤバいのか?と疑問に思われた方もいると思います。

そのヤバさについて詳しく書いた記事と具体的な抜け方についてこちらをご一読ください。

2017年7月19日

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