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ブログの確定申告 落ちる経費と落ちない経費の考え方

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ブロガーの確定申告、税務調査官に否認されない経費のラインを解説

どうもスペシャリスト千日です。引き続き、ブログの税金について読者諸兄の皆様の役に立つ話をしたいと思います。
 
  • サラリーマン(個人)で副業でブログ収入がある人
  • 法人でも実質的に個人経営で副業としてブログ収入がある人
 
これらの人を想定して書きます。確定申告ではどこまで経費に出来るかが肝です。
 
  • 適法な必要経費は漏れなく経費にする
  • 税務署の調査にもちゃんと耐えられる
 
そんな経費の判断のラインを今日は伝授します。税法には『収入を得るために使った経費』としか書いてません。なので殆どの人は自分の考える社会通念上の常識を当てはめて判断してます。
 
これは非常に曖昧なので、税務署の職員から『それ常識じゃないよ』と言われたら、どうしても素人の納税者は分が悪いんですよね。
税務調査で否認されたら怖いから、絶対の確信がある支出以外は経費にしてない…

そういう人には確信をもって経費に出来るものの範囲が拡がるでしょう。

今まで色々経費にしていたけど、もし税務調査で突っ込まれたら自信が無い…
そういう人は、自信を持って対応出来るようになると思います。

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必要不可欠かという判断=因果関係

必要経費という言葉通り、収入を得るために必要不可欠な費用です。ある意味、当たり前にかかる費用を言います。
 
難しく考える必要はありません、たとえばこんなのです。
………………
千日『ボクたち出会わなければ、一緒にならなかったよね(眩しげな目)』
 
妻『よくそんな当たり前の事を、カッコつけて言えるわね』
………………
 
この『◯◯なければ、□□なかった』という因果関係が費用と収入の間にある場合、その費用は必要経費となり得るんです。
 
その因果関係は、誰もが上記の妻のように『そりゃそうだよね』と言うような明確な関係である必要があります。この『誰もが』というのが『社会通念上』の正体です。
 
千日のブログでは少し考えただけで、こんな因果関係のある費用が出て来ました。
 
  • マンガ『ジョジョの奇妙な冒険』を買わなければ『ジョジョの奇妙な冒険』の登場人物の名言ブログを書けなかった。
  • シェラトンホテルで食事しなければ、シェラトンホテルでの食レポブログを書けなかった。
  • 高級ダウンの『水沢ダウン』を買わなければ、『水沢ダウン』レビューブログは書けなかった。
  • イタリアへ旅行に行かなければ、イタリア旅行記ブログは書けなかった。
  • 海水アクアリウムを自宅で維持していなければ、海水アクアリウムのノウハウについての記事は書けなかった。
 
しかし、早とちりしないで下さいね。この因果関係のある費用が全て税務上の経費(損金)で落ちる訳では無いです。図で示すとこんな感じです。
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因果関係という考え方で行くとその範囲はどこまでも拡がって行きます。例えば自分が生まれなければ、このブログは無かった等、また『風が吹いたら桶屋が儲かる』的なやつです。
 
先ずは取りこぼしの無いように大きく捉え、そこから絞って行こうという意図です。しかしここから1つ大事なルールが導き出されます。
 
記事を書いた後の支出は収入と因果関係は無い。
 
ということです。順序が逆ですよね、時間は巻き戻せません。
 
 

直接費か間接費か

このブログでは必要経費を直接費と間接費に分けて整理します。原価計算というメーカーや建築、ソフトウェアの製品コストを計算する分野の必要経費の考え方です。
 
この節では原価計算の考え方をブログ業にカスタマイズして誰もが使えるように解説します。
 
 

直接費とは

直接費とは特定の記事から収入を得る為に直接要した費用を言います。つまり記事に書いた事です。言い換えると記事にそのキーワードを入れる為に要した費用とも言えます。
 
また、ブログで自分の作ったアクセサリーを紹介して販売したり、せどりをしているなら材料費や商品の仕入れ代金も必要経費ですね。
 
  1. ある特定の記事でキーワードにした商品や体験を手に入れるのに要した費用。
  2. ブログで販売している商品の材料費や仕入代金。
 

間接費とは

間接費とは特定の記事に関連付けられないが、ブログを書く上で必要不可欠な費用を言います。そうするとブロガーの間接費は2つの種類に大別されるでしょうね。
 
  1. 特定の記事にはひもつかないが、ブログを維持するのに必要な費用
  2. 特定の記事にはひもつかないが、書く記事の質を維持、向上させていくのに必要な費用
 

具体的な当てはめ例

この経費の考え方は、まさに今現在実務で採用されている考え方であり、理論面でも税務調査官を含む全ての専門家が学習した概念です。
 
そうすると、一般的なブロガーの必要経費は4つのグループに分類されますね。ちょっと典型例で分類してみましょうか。
 
直接費1 記事のキーワードの費用の例
  1. 特定の記事で取り上げたり主題にした小説、マンガ、雑誌、音楽・映像ソフトの購入代金
  2. 特定の記事で書いた食べ物、レストランなどの飲食費用
  3. イタリア旅行記の交通費、宿泊費、食費
  4. 特定の商品レビュー記事で取り上げた1以外の商品の購入代金
 
コレ無しにその記事は書けますか?書けませんよね。
 
いくらなんでも『やり過ぎ』と思われた方は正しいです。この後の節でさらに絞り込みます。ここでは直接費を体系的に理解するのが目的です。
 
直接費2 サイトで販売する商品原価の例
  1. 材料の購入代金
  2. 商品の仕入代金
  3. 発送料を負担する場合は発送料
 
商いの基本なので特に異論は無いと思います。ただし、売れていない在庫、まだ使っていない材料は経費にできません。これらは『在庫』です。
 
売れた製品、商品の分だけの材料費や商品の仕入代金が経費になります。
 
間接費1 ブログ・サイトの維持費の例
  1. はてなプロの料金
  2. パソコン本体代金
  3. スマホ本体代金
  4. 通信費
 
特定の記事に関連しませんが、これら無しにブログできますか?できませんよね。もちろんこれらも後の節でさらに絞り込みます。
 
間接費2 ブログの品質向上費用の例
  1. ブログで紹介していない本
  2. ネットビジネス本
  3. ブログ術のセミナー受講など
 
1については特定の記事に関連しませんが、ブログの質を上げたり、インスピレーションを得たりするのに必要だと言えます。2と3はインターネットで収入を得ようしなければ必要無い費用です。
 
 

衣食住との対応 収入との対応

直接費と間接費を見てて思ったでしょう。『それ生活費じゃん』と。しかし一方でその支出が無ければブログを書けなかったこともまた真実です。
 
  • 収入を得るために必要不可欠な度合い
  • 収入を得なくても必要不可欠な度合い
 
難しいデスね。でもそこがポイントです。線引き出来ない事はチャンスでもあります。極端な場合を除いて、絶対に間違っているとは言えないからです。
 
ヒントは前半の収入を得るため必要か、得なくても必要かというポイントです。人によって前提条件が違いますし、条件が同じであっても判断の分かれる所です。
 
1つ1つのケースにいちいち悩んで判断する時間はもったいないです。また、下手の考え休むに似たりとも言います。
 
世間の一般常識で判断しろと言われたってそんなのアテになりません。
 
自分の思う一般常識と調査官の思う一般常識との戦いになります。当然、こっちが不利になります。では、どうすればいいか?
 
 

ルールを作りルールに従う

このルールを千日が提案します。ルールを作る上でのルールは以下の3点です。
 
  1. 社会通念上の妥当性
  2. 誰が判定しても同じ結果になる明確さ
  3. 自分で結果をコントロール出来ない公正さ
 
このルール、説得力ありますよね。このルールを例外無く守ることが最終的な説得力になります。
 
 

『半分』という歴史的慣習

確かにブログの直接費ではあるけれど、生活上、自分でも使うもので、その割合を客観的に数値に出来る物はその割合で分けます。これを按分(あんぶん)と言います。
 
これが出来ないものが殆どですよね。そういう場合は『半分』にします。半分という尺度は会計や税法を含む法律の世界で永きに亘り『完全に白黒付けられない』局面で慣習的に採用されてきた尺度です。
 
それ以外はあえて0%か100%かという判断をします。
ザックリし過ぎて突っ込み所が多すぎじゃない?
大丈夫です。
 
ではどんな割合でやれば良いですか?と聞かれて答えられる実務家はいません。それに50%という割合はザックリですが、それゆえに『所得を調整しようとするスケベ心』の臭いがしない割合なんです。
 
千日のルールを適用すると以下のようになります。
 

直接費1 キーワードの費用

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  1. 記事でキーワードになっている書籍(マンガ、雑誌を含む)、音楽・映像ソフトの購入費用は100%経費である。
  2. 基本的な衣食住に必要な生活必需品の支出は原則として0%とする。但し広告主から個別に広告掲載の依頼を受けている場合は50%を経費とする。
  3. 旅行やレジャーの支出は例外なく0%とする。
  4. 上記以外で記事中のキーワードになっている物品の購入費用は50%を経費とする。
本や音楽・映像ソフトは生活必需品ではありません。ブログに書いた場合、アフィリエイト広告を貼って収入を得ようとするものですし、そこからインスピレーションを得て他の記事に活きる面もあります。従って100%必要経費です。
 
生活必需品はブログを書かなくても、支出したであろう生活のコストの面が強いです。原則0%と考えますが、広告主から掲載依頼があり、自費で購入した場合は50%を経費とします。白黒つけにくいからです。
 
レジャーや旅行はプロのライターなら経費になる可能性がありますが、副業としてブログを書く人にとっては生活必需品に準じて判断すべきです。広告主から依頼されて自費で行くケースは考えにくいですから例外無く0%とします。
 
それ以外は、自分で使う目的かブログの為か一義的に判断出来ないものです。従って50%を経費とします。
 

直接費2 販売している商品原価

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  1. 自分が販売する製品や商品の材料費、仕入代金は100%経費とする。
  2. 自家消費したら、個別に把握出来る場合は個別に、数量で把握出来る場合は数量の割合で経費から除外する。
  3. 12月31日に材料、製品、商品の棚卸しをして、販売した製品や商品の費用だけを経費にする。
  4. 製品、商品の発送費用を自分が負担した場合は発送費用も100%経費とする。
千日はこういう収入がありませんのでアッサリですが、上記が最低限のルールです。
 

間接費1 ブログ・サイトの維持費

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  1. はてなプロの料金は100%経費とする。
  2. パソコン、スマートフォンは50%を経費とする。
  3. 通信費は50%を経費とする。
パソコン、スマートフォン、通信費については、ブログのためだけに買ったのではありませんよね。しかしこれらが無ければブログは書けません。この割合を数値化出来ないので半分とするんです。
 

間接費2 ブログの品質向上費用

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  1. ブログで紹介していない本でも文字の媒体(マンガ、雑誌を含む)は100%経費とする。
  2. ネットビジネスに関する本や情報収集、セミナーへの参加費用は100%経費とする。
1は自ら書くオリジナルの文章を公開して収入を得る以上は、たとえブログで紹介していなくても必要な経費です。音楽、映像ソフトは文字媒体で無いため関連性は薄いと判断しました。
 
2は明らかにブログなどインターネットで収入を得る為に支出した費用です。
 
再度見直して下さい。以下の3点を満たしていると思います。
  1. 社会通念上の妥当性
  2. 誰が判定しても同じ結果になる明確さ
  3. 自分で結果をコントロール出来ない公正さ
 
あとはこのルールに従って粛々と経費の領収書・レシートを保存していくだけです。
 
千日なら上の4つの表をレシートを保管するファイルに貼り付けておきますね。税務調査官に対して自分はこのルールを守って経費を集計している、というアピールになるからです。
 

経費のレシート・領収書はおよそ金額の30%の金券です

税金は収入ではなく、所得にかけられます。所得とは収入ー費用(経費)です。収入が増えれば税金が高くなるのではありません。所得です。
 
多くの経費を収入から引くことが出来れば、節税出来るという訳です。所得税の税率は累進課税方式でその所得に応じて5%から45%の7段階の設定です。
 
 
年間の所得が330万円超、695万円以下であれば20%です。これに住民税10%を足した30%が所得にかけられるとすると…経費にしたレシートや領収書の金額の約30%の税金が安くなるという訳です。
 
  • 10,000円の経費なら3,000円
  • 100,000円の経費なら30,000円
  • 1,000,000円の経費なら300,000円
 
節税出来る額は経費が増えるほど増えるんです。それだけじゃありません。所得税の税率は累進課税方式ですから所得が増えるほど税率も増えるので経費の節税効果が大きくなるんです。
 
お金持ちほど領収書やレシートの値打ちが上がるんですね。
 
 

絶対にやってはいけないこと=所得隠し

何でもかんでもとにかく経費に入れまくれば税金は安くなりますが、誰もそんなことはしません。税務調査というものがあるからです。
 
税務調査で後から『これは経費に落としちゃダメ』と否認されたら、その分は修正申告をして支払わなければなりません。これは最長5年遡ります。加えて過少申告加算税というペナルティもあります。
 
だから皆んなが考えるのは『税務署に否認されない範囲で最大限の経費を落としたい』ということなんです。
 
くれぐれも架空の経費を捏造したり、収入を隠したりしないようにして下さい。経験のある税務調査官なら、まさにチラ見しただけで見抜かれます
 
加えてブログの税金とマイナンバー制度 サラリーマンの副業がバレるかバレないかの境目とは - 千日のブログ 家と住宅ローンのはてな?に答えるにも書きましたが、マイナンバー制度で個人の副業収入は従来よりも把握しやすくなっているんです。
 
 

まとめ

このページは以下のポリシーで適時にアップデートしていきます。
 
  • ルールが実態と乖離してきた場合の修正
  • 所得税法の改正
  • 税務当局から千日のブログへの指摘
 
なのでブックマークお気に入り等に登録して判断に迷った時に振り返って見る事をお勧めします。
 
用法は読む人にお任せします。全面的に採用してもいいし、部分的に採用してもいいし、参考にする程度でもいいです。
千日を信用していいの?
ご自由に。千日がこの通りにやることは確かです。
 
公表している事が何よりの保証です。公表している事とやってる事か違っていたら調査官に『アンタ言ってる事とやってること全然違うよね、全部ダメ』と言われてしまいますからね(^_^)a

以上、千日のブログでした。最終更新日2016年1月8日

経費で落ちるレシート 落ちないレシート
経費で落ちるレシート・落ちないレシート

経費で落ちるレシート・落ちないレシート

 
経費で落ちる領収書、落ちない領収書について平易な言葉で色んな事例が書かれています。税金の知識ゼロの人でも理解しやすくなっているのでおすすめですよ。
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