千日のブログ 家と住宅ローンのはてな?に答える

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全ての既婚者は結婚を後悔しているのか?に答えます

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後悔は本当の夫婦になるまでの一過程

どうも千日です。認めたくはないけど、勢いや流れでとか、できちゃった婚でとか、後に価値観の相違から後悔しているという既婚者も多いと聞きます。
結婚なんてしなきゃよかった…?
いいえ、結婚を後悔するのは本当の夫婦になるまでの一過程です。失敗ではありません。

 

全ての既婚者は一度は後悔している

ある民間調査によると、既婚者の70%近くが現在の家庭や配偶者に不満があると答えるそうです。
 
じゃあ残りの30%は不満の無い家庭なんでしょうか?
  • 相手が大きな不満を抱えている
  • 不満はあるけど、不満があるとは言いたくない
 
 

85%が結婚して良かったと回答しています

これは、明治安田生活福祉研究所が2014年3月に全国の20歳から49歳の男女を対象に調査した結婚をテーマとしたアンケートの結果です。母集団は3,616人でその内60%が既婚者です。
 
結婚して良かったと思いますか?
そう思う 48.6%
まあそう思う 36.2%
どちらとも言えない 11.0%
あまりそう思わない 2.7%
そう思わない 1.4%
(結婚に関する調査集計データ 2014年3月調査 明治安田生活福祉研究所)
 
生命保険に興味のある人が母集団という偏りがあるでしょうが、現に婚姻継続中の人達は『色々不満はあるけど、結婚して良かった』と考えているということです。
 
なお、離婚を考えている。という人の割合は以下のようになってます。だいたい整合してますね。
あなたは現在の配偶者との離婚を考えること、あるいは考えたことがありますか?
考えたことはない 57.8%
以前あるが今は考えてない 21.6%
ときどき考えることがある 18.0%
いま考えている 2.6%

(結婚に関する調査集計データ 2014年3月調査 明治安田生活福祉研究所)

しかしその理由は『あなたに会えて良かった』ではない

結婚して良かったと思う理由は何ですか?3つ以内でお選びください。というアンケートへの回答の上位5つです。
好きな人と暮らせた 58.4%
家庭を持てた 56.7%
子どもを持てた 51.1%
親を安心させられた 21.2%
人生を変えられた 14.3%
(結婚に関する調査集計データ 2014年3月調査 明治安田生活福祉研究所)
 
一番多いのは『好きな人と暮らせた』ですね。ふむふむ…ではありません。逆を返せば、結婚して良かった理由を3つ選べるにもかかわらず、その理由に配偶者が入らない人が41.6%いるのです。
結婚してよかったと思っている人もそのうち41.6%は良かった理由に配偶者を挙げていないという統計結果。
結婚できて良かった、でもパートナーはあなたで無くても良かった。
という本音が垣間見える結果です。
 

結婚して良くなかったと思う理由は配偶者への不満

結婚して良くなかったと思う理由は何ですか?3つ以内でお選びください。というアンケートへの回答の上位5つです。
配偶者に不満がある 73.0%
精神的につらい 32.6%
経済的につらい 32.6%
配偶者の親•親族に不満 22.5%
自由な時間が減った 20.2%
(結婚に関する調査集計データ 2014年3月調査 明治安田生活福祉研究所)
 
ブッチギリのトップが『配偶者に不満がある』です。そして同率2位で『精神的につらい』と『経済的につらい』ですね。配偶者への不満と密接に繋がっているように思えます。
あなたを人生のパートナーとした選択は間違っていた。
というのが、結婚して良くなかったと考えている人の本音のようです。
 

配偶者に何を望んでいるのか

では、配偶者の何が不満なのでしょうか。あなたは配偶者にどんなことを望みますか?3つ以内でお選びください。というアンケートへの回答の上位5つです。
特にない 23.3%
健康に気を使って欲しい 23.1%
もっとねぎらって欲しい 22.5%
一人の時間を持たせて欲しい 13.3%
ヒステリーをやめて欲しい 13.0%
(結婚に関する調査集計データ 2014年3月調査 明治安田生活福祉研究所)
 
バラけていますが、3つ選べる中で『もっとねぎらって欲しい』22.5%や『健康に気を使って欲しい』23.1%などは、なるほどという結果です。
 
しかし『特にない』23.3%は何も選ばなかった人達です。約4分の1の人がパートナーに対して『もっとこうして欲しい』というような望みを持っていないんです。
 
この人達は二つのグループに分かれます。
 

パートナーに失望し何の期待も持てない

直接的にはこれですね。こうなると離婚の秒読み段階です。子供のために我慢しても最終的には熟年離婚。何とか首の皮一枚繋がって卒婚です。
 
以下は離婚を考えている人の理由上位5つです。
性格•価値観の不一致 68.9%
金銭の浪費 19.5%
配偶者の親•家族との関係 15.9%
家事育児に非協力的 14.5%
暴力(言葉の暴力含む) 8.8%
(結婚に関する調査集計データ 2014年3月調査 明治安田生活福祉研究所)
 
やはり『性格の不一致』が堂々のトップでした。これはよく言われていることですが、パートナーへの失望の理由の一つなのでしょう。
 

パートナーのありのままを受け入れる

もう一つは配偶者のありのままの姿を受け入れている人達です。年配の先輩夫婦が笑って『もう諦めの境地だから…』と言っているのを言葉通りに受け取ってはいけません。
  1. ありのままのパートナーを愛してるというノロケ
  2. そんな自分の照れ隠し
  3. だからこそ長く夫婦でいられたという自慢
これを一言で同時にやってのけているんです。若い人にはわかりずらいですが、なかなかの高等技術が詰まった言葉です。年の功です。
 

価値観の異なる配偶者を受け入れること

よくパートナーに求める条件の一番に挙がる『価値観の一致』がそもそも幻想です。そんな人間はいません。失敗しないためにせめて『価値観の近い人』を探そうなんていうのも結婚相談所の営業トークだと千日は思ってます。
 
似ていれば似ているだけ、小さな違いが大きく、多く感じられるのが人間だからです。きりがない。
 
事実、日本人同士のカップルの離婚率は3組に1組と言われていますが、国際結婚のカップルの離婚率もまた3組に1組です。
 
価値観の不一致と言ってしまえば皆に当てはまります。不一致を受け入れることが出来たか、出来なかったかの問題なんです。
 

『負けしろ』の少ない方がマウンティングする

他人同士が共同生活を始めると、夫婦二つの価値観が主導権を取ろうと時に激しく、時に静かに火花を散らします。
 
亭主関白は夫がマウンティングした状態であり、かかあ天下は妻がマウンティングした状態です。ここでのマウンティングとは、夫婦関係において自分の価値観を貫くという意味です。
 
必ずどちらかがマウンティングします。
 
あなたは『夫婦は対等であるべきだ』と考えているかもしれません。しかしその『対等』はあなたの価値観の『対等』であって相手の考える『対等』とは違います
 
相手はあなたにしてもらっていることは、あなたが思う評価で受け入れてません。逆もまた然りです。
 
もし今の関係が対等だと感じているなら、相手はあなたよりも譲歩していると考えてみてはどうでしょうか。
 
自分の価値観を通した所はそれが自分にとってはごく自然で当たり前なため、相手が譲歩していることは、なかなかわからないはずです。
 
どこまで譲歩できるかというのはその人の成熟度によります。倫理学者の内田樹(うちだたつる)氏は著書の中で負けしろと呼んでます。
 

自分よりも人間的に成熟したパートナーを選びましょう

年上の女房は金のワラジを履いても探せ
これは皮肉です。成熟した人はそんな考えの相手を人生の伴侶には選ばないでしょう。同じ位の成熟度の人と結ばれることが多いのではないでしょうか。
 
始めはお互いが未成熟であっても、目の前のパートナーと結婚したことを後悔しても、結婚生活の中で夫婦で共に成熟して行けば良いんですから。
 

そんな千日は無意識に指輪を外しちゃう夫です

前回のブログ
通勤電車に乗った所で左手の薬指に指輪が無い事に気付いた千日。99%寝室のベッドにある事は確信しつつも…『無意識に指輪を外した』ことを妻に正直に言って探してもらうのか、家に帰るまで内緒にしてコッソリ探して何食わぬ顔で指にはめるか…どうする??

正直に言うことにしました

妻はいつも几帳面にベッドメイキングするんです。私が帰るまでにベッドメイクして指輪を発見する可能性が高いと判断しました。
 
妻が見つける前にと焦ってしまい、ブクマコメントで頂いたアドバイスを見る前にLINEで自白してしまいました
 
推理した通り指輪はベッドから発見されました。しかし枕の下からではなく、ベッドの真ん中辺りから発見されました。
結婚指輪を寝ている間に無意識に外してしまった。フロイト心理学の錯誤行為にあたる。錯誤行為とは人には無意識に不快感を感じる物を忘れる又は無くす傾向にあるということである。つまり寝ている間に無意識に指輪を外す行為は配偶者との婚姻関係を不快に感じている可能性を意味する。
つまり枕から手を抜いた拍子に外れたのではなく、自ら無意識に指輪を外した可能性が濃厚だということです。
 

無意識はやはりマズイみたいです

フロイト心理学に『錯誤行為』というものがあって、人には不快なものを無意識に忘れようとする傾向があるらしいです。不快感を感じるものから無意識に防衛しようとする働きです。
 
寝ぼけて指輪を外す行為が錯誤行為からならば、私は無意識に妻との離婚を望んでいることになります。そして言葉よりも明確な態度で示したということです。
 

指輪を紛失してた方がマシかもしれない…

意外と冷静だった妻の態度が心に引っかかりました。『もう私に何の期待もしていないのか…?』という不安が頭をもたげて来ます。
長くなりましたので次回に続きます。
 
その次回のブログです

以上、千日のブログでした。