突如始まる恐怖CMの理由に答えます
どうも千日です。
最近ストレスなことがあるんです。そう、夜テレビを観ていて、唐突に前触れなく始まるホラー映画のCMです。最近は劇場霊のCMをやってますね。
見たくない人にも、あの手この手で見せようとする
CMの傾向は、だいたい怯えた表情の女優のアップから唐突に始まります。初めて見ると『何だ?』と思ってさらに画面に集中してしまうような演出がされているんですね。
今まで、見たくなくてもとっさに目を逸らすのが遅れてしまい見てしまうケースが多かったです。見ると凹みます。
しかし、この手のシリーズは既に何本かの続編になっている人気シリーズなので千日もCMの傾向を学習しました。今回は初見で回避しましたので、女優のアップ以降の展開は知りません(ドヤ顔)。
この記事をアップした時は『呪怨』シリーズでした。最近は『劇場霊』シリーズが頻繁にかかってますね、劇場霊も見事回避し続けてます(ドヤ顔)。
生きている人間の方がよっぽど恐い
てことは分かってます
心霊などよりも、生きている人間の方がよっぽど恐ろしい。
この手の映画のウリは怖いものを見せて『身の毛がよだつ』生命の危機を観客に疑似体験させることですね。
生命の危機なんて大げさな…と思うかもしれませんが『身の毛がよだつ』という事は、身体を護るために体毛を逆立ててクッションにしようとする『本能』です。
この手の映像のスペシャリストは人間の本能に訴える恐怖のメカニズムをかなり熟知してるんです。心霊というのは商品の中身ではなくて外箱=パッケージなんです。
なぜお金を払ってまで観るのか
じゃあ何で疑似体験とはいえ生命の危機を感じるのに貴重なお金と時間を割いて観る人がこんなに多く居るんでしょうか?
答えはカタルシスです
人間は心理的ストレスに対して、それに背を向けているときは強い不快感を感じます。
しかし積極的に受け入れると心の中に溜まっていた澱のような感情が解放されて気持ちが浄化されるんです。
- 悲しみに耐えている間はますます悲哀が募るだけだが、手ばなしでワンワン子供のように泣けば立ち直れることがある
- イライラを我慢して黙っている間はドス黒い感情が渦巻くが、怒りを爆発させて大声で怒鳴るとスッキリする
いわゆる泣ける映画も同じだということが分かってきます。ジェットコースターも同じですね。
これらを好む人は感情を積極的に受け入れる能力に長けているのかもしれません。また、普段からストレスを溜めやすく、それを小まめに発散させる需要のある人なのかもしれません。
心の準備が無いときに見せられるホラー映画のCM
話を再び『呪怨』をはじめとするホラー映画のCMに戻します。テレビを観ている自宅のリビングに生命の危機が無いことは分かってます。
即座にCMの映像が及ぼす恐怖を積極的に受け入れ『あー怖かった^o^』とカタルシスに変換できる人は問題無いでしょうね。
千日は出来ない方の人です
これが出来ない人、カタルシスを求めていない人にとってはただタダ不快なだけの映像です。
それでも怖いCMが今後も無くならない理由
この手のCMの映像が千日のような人にとっては不快なモノの陳列でしかないことはテレビ局も十分に承知してます。
番組制作側からしたら『このCMによってチャンネルを変えられてしまう』リスクでしかありません。
月並みですが映画の配給会社がスポンサーだからです。カタルシスを必要としている潜在的な需要を掘り起こさないと興業として成立しないのです。
だから『これから怖い映像が流れます』という予告などは恐怖のカタルシスを減少させることなので『そんなCMだったら流さない方がマシ』ということになりますね。
せいぜいホントに死んでしまう恐れのある『心臓の悪い方は見ないで下さい』というテロップを流す位でしょう。まあそのテロップを読んでる間にも恐怖映像が始まってしまうんですが…
もしも、CMを見てビックリして死んだということでもあれば法律で禁止されるかもしれませんが、さすがにそれは無いでしょうね。
せめて、このCMはいつまで流すといった情報も(音声で)流してくれたら良いのにとも思いましたが…しかし
終わった…と安心させといて、また出てくるのは彼らの常套手段でした
千日とホラーCMとの闘いは終わることはありません。ホント怖いんです、勘弁してください…
以上、千日のブログでした。
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