18歳人口の減少で私立大学の淘汰が進む
どうも千日です。
ブルータス(我が家にステイしている留学生18歳男子)の進路相談の為に最近の大学事情について、色々と調べるうちに18歳人口の減少で約4割の私立大学が赤字になっている状況が分かって来ました。
学校法人とは?
公益法人の一種で、営利ではなく公益を目的に設立される法人です。私立学校の設置を目的に私立学校法(昭和24年)に基づき設立されます。
赤字=悪じゃないんですけど、ずっと赤字だとやって行けないので、そこそこ黒字でやって行かないと存続が危ぶまれるんですね。
その存在意義と補助金
私立学校には昭和50年から補助金が交付されています。国が補助金を出すということは『国が必要と考えている』ということです。
国立大学とは別に私立大学が必要とされる理由は
- 戦争(全体主義的で狭い価値観)の反省として、価値観の多様性を重視した
- 戦後の成長を担う人材育成の為の国家予算が足りなかった
- 国立大学のエリートの他に全国の中間層の底上げ
ということだったらしいです。学校の元々の土地や建物は創立者が私費を投じて(寄附して)設立され、返還されることはありません。
補助金は、元々私費を投じて設立された私立大学が今後も存続して国の発展の為の人材を育成し続けることを想定して、税金から捻出されているのですね。
補助金があっても赤字になる経営体質と揺らぐ存在意義
始めに述べた話に戻ります。補助金があっても赤字となる学校が4割なんですね。原因は言うまでもなく18歳人口の減少です。
さらに深刻と言われているのは学生の学力低下です。最近の私立大学では中学高校レベルの補習授業を行うことを余儀なくされている学校が約4割存在するそうです。
学力低下というのは適切な表現では無いかもしれません。受験者数の減少によって、私立大学が選考基準を緩め過ぎたというのが実際のところでしょう。
もちろん、私立の中学高校にも補助金が使われています。
- 4割が補助金あっても赤字
- 4割で中学高校レベルの補習授業
厳しい見方かもしれませんが、私は上の二つ両方当てはまる私立大学に存在意義を見出すことが出来ません。
補助金の不正受給の実態
また、補助金を受けるために不適切な経理を行い不正受給している学校法人が毎年のように会計検査院の検査で発見されていますが、ニュースで取り上げられることは殆どありませんね。
ブルータス『お兄さん、この学校は20代社長の卒業生が大阪で一番です。ホームページを見て下さい』
私『それは就職出来なくて、親が社長か金持ちというだけだよ』
ブルータスが見せて来た学校は、特に赤字の大学としてワーストランキングに名を連ねている大学です。聞くところによると、進路指導教師ともオープンキャンパスにも行ったとのこと。
ブルータス的には勉強していない今の段階で、そこは『楽勝』なんだそうです。どうも私的には、その進路指導教師は胡散臭いと思うんですが…
とりあえず現時点のブルータスの学力はわかりませんが、けして勉強が不得意な方では無いように思います。
そこで、あの宇良くん(居反り•伝え反りなどの驚異の技で今年角界入りを果たした関学教育学部4年生宇良和輝)の関西学院大学を推してみることにしました。
あわよくばブルータスを関西学院大学の相撲部に入部させようと企んでおります( ^ω^ )
え?千日の方が胡散臭いって?
日本語がよく聞き取れません。
以上、千日のブログでした。
後日行った関西学院大学のオープンキャンパスとグローバル入試について
ブルータスについてのエピソードはこちらの過去記事をどうぞ。