千日のブログ 家と住宅ローンのはてな?に答える

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2週間前に買ったDIESELのジーンズを交換するショップ店長とのやり取り

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2週間前に買ったDIESELのジーンズが破れたので交換してもらいました

昨日の出来事です。

家に帰ると「2週間前に買ったディーゼルのスキニージーンズが破れたからアナタ交換して来て(妻)」


色んな意味で訳がわかりません。

私「無理でしょ、売買契約において買手が代金を払い、店が商品を引渡した時点で終わってるんだよ。さすがに2週間穿いたら90%無理。」(ダイエットしたら、と言う言葉は飲み込みました)

妻「ちょっと見て」

見るとお尻の生地が部分的に薄くなっており今にも生地が解れそうです。透かして見ると他の部分にも亀裂のような兆候が…厳密にはまだ破れて無い、がしかし、すぐにも生地が破れそうな状態です。

私「うん、これは生地の問題かもしれない」

妻「でしょう?」

イケそうです

 

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返品交換を民法の法律的解釈で検討してみました

この節は千日の頭の中で行われた会議を会話形式でお送りします。返品交換というのは売買契約の解除です。解除というのは平たく言いますと『その契約がなかったことにする』というものです。


私A「売買契約では瑕疵担保責任と言うものがあって、商品に隠れた傷があった場合は買手は契約を解除したりその損害を請求できる。ちなみにこれは無過失責任だから店の過失を証明する必要は無い。イケそうだな。」

私B「そうは言っても2週間も穿き倒したズボンだぞ?こっちの落ち度を指摘される可能性もゼロじゃない」

私C「スボンなんて言ったら歳がバレるよ。瑕疵担保責任は返品返金と損害賠償請求だけど今回は交換したいだけでしょ、ならイケるよ」

私B「オジサンってのはむしろアピールポイントなんだな。なんで交換ならイケるんだ?同じことだろ」

私C「全く違うよ。店にとっては売上は何としても守りたいんだ、相手が会社でも同じ。返品は売上の取り消しになる。交換なら在庫が評価減になるけど売上は減らないでしょ」

私A「しかし経済的には同じ損害だろ?結局このズボンの仕入代金分を店(会社)がカブるんだ。瑕疵担保責任だろう、消費者契約法でも保護されてる」

私C「瑕疵担保責任なんてショップの店長に言っても、めんどくさいヤカラハゲだと思われるだけだよ。それに会社として経済的には同じでも、そこに働く人にとっては違うんだよ」

私A「ハゲでは無い、最近少し肌の面積が成長して来ただけだ。で、どう違うんだ?」

私C「ショップは売上に責任がある。売上が減ることには全力で抵抗するだろう。しかし在庫については製造又は物流の責任だからそこは譲歩して貰い易いんだよ

私B「おい、話が長いぞ。とにかく行って見せないと始まらん」

私の感触としては、おそらく交換に応じて貰える事例だと思います。しかし、お店側の人にもよるので100%とは言い切れません。
また、その商品がもともとワケ有り品として安売りされてたものだったら、可能性は下がるでしょう。

しかし相手はDIESELです。そんじょそこらの安売りとは違うはずです。

 

DIESEL(ディーゼル)というブランドであれば行けるかもしれない

DIESEL(ディーゼル)は言わずと知れたイタリアのストリートファッションのブランドです。ジーンズならだいたい3万円からという値段設定です。通常品以上の付加価値があってしかるべきです。

持って行き方を間違わなければ、『返品は無理でも、交換には応じてもらえる』という予想をしました。


妻「…どうかな?」

私「そうだね、30%位かな、無理でも店で暴れないでね。」

 

頭の中では8割行けると思いましたが、万が一ということもあります。


さて、聞く所によると、スキニージーンズを買ったのは阪急百貨店梅田店のDIESELです。レシートや商品タグはとっくに燃えるゴミ行きになっているとのこと。


しかし、DIESELの会員カードがあり、そこに購買履歴があります。

妻もついて来ました。内弁慶の妻はこのような交渉では全く戦力にならないのですが、やはり気になるようです。

 

 

大事なことは、きっぱりと自分の使用に問題が無いことを伝えること

そうこうしてるうちに着きました。阪急百貨店梅田店は関西のキングオブデパートの名に恥じず、すごい賑わいです。

ショップに着くと、5人位の女性が店にいます。妻は顔見知りの店員さんを見つけたらしく、小さく手を振り「こんにちは!」と声をかけました。

すると全員が口々に初めてのお客様を迎える調子で「いらっしゃいませ〜」

全員が店員さん、そして妻が顔見知りと思っている店員さんは妻を憶えておらず、それぞれが他の人のお客様と認識したようです。

妻の心はここで折れました


私の出番です(2週間前にズボン一本買った客をいちいち憶えてる訳がありません)

私「ちょっとこれを見て貰えますか?照明に透かして見て下さい」

生地の不具合だと思うというこちらの見解を一通り説明します。

顔見知り店員さん「では、もし同じ商品が有れば交換ということでよろしいですか?

私「ええそうです」(なんと簡単に!)

顔見知り店員さん「いつ頃買われましたか?」

私(できるだけ平然と)「2週間位前かな、この会員情報に履歴があると思います」

顔見知り店員さん「カードをお預かりしていいですか?」

何やらパソコンで調べ始めました。妻は我関せずといった体で背を向けスマホをいじっております。

そこに

推定店長「お買い上げから何度か穿かれました?

来ました!ラスボス=店長です

私「もちろん、何度か穿くとそうなるもんですか?」

推定店長(私の質問を華麗に流し)「何か引っ掛けられたりは?

私「ありません」(私が穿いてるんじゃないけどね)

2週間という期間に使用するのは当然です。こちらの落ち度が商品から認められなければ、店の提供した商品に瑕疵があり、そのために顧客にわざわざ足を運ばせた(買手の損害)という事実が追い風となります。

帰り道

私「もし君の体重があと5キロ多かったら危なかったと思うよ」

妻はただ笑っております。

やってしまいました

しかし、私は思い付いたらそれを我慢出来ないのでした。

 

以上、千日のブログでした。

《あとがき》

相変わらず、妻は内弁慶です。ジーンズに限らず、スーパーで買ったモノとか、レストランのサービスに文句を付けさせられるのは千日の仕事です。

絶対に泣き寝入りをしないという強い意志の持ち主ですが、もれなく千日にお鉢が回ってくるのが玉にキズです。

そういえば、ブルータス(ウチにステイしている留学生)の日本語がかなり上達してきたんですよね。

日本語の会話の勉強になりますし、そろそろブルータスにバトンタッチしてみようか…?なんて思う今日この頃です(^_^)a

2016年7月11日

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